【9月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てを賜り心より御礼申し上げます。商品情報2026年9月号をお届けします。

 

  • 大型船

・アジ 41トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 魚体:やや長手~長手 (鮮魚・生切)

300g:4トン 浜値50~1,666円/㎏

200g:5トン 浜値700~1,400円/㎏

150g:13トン 浜値680~700円/㎏

100g:19トン 浜値366〜666円/㎏

 

・サバ 5,103トン

鮮度良~弱 身脂並~無 餌残り混 魚体:やや長手~長手 (鮮魚・冷凍)

15k/25本 600-700g:39トン 浜値388~472円/㎏

15k/30本 500-600g:192トン 浜値333〜416円/㎏

15k/35本 400-500g:428トン 浜値300〜400円/㎏

15k/40本 300-400g:378トン 浜値261~400円/㎏

R     250~400g:4,066トン 浜値167~288円/㎏

 

  • 松浦小網

・アジ 67トン

鮮度やや弱~弱 ほぼ腹色付 ジャバラ浮混 (鮮魚・生切り)

70~170g: 浜値211~1,388円/㎏

 

・サバ 1,896トン

鮮度並~悪 身脂並~無 餌残り混 魚体:やや長手~長手(鮮魚・冷凍)

200〜650g: 浜値83~400円/㎏

 

・アジ 44トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 魚体:やや長手~長手(鮮魚・生切)

100~300g: 浜値305~1,666円/

 

・小イワシ 691トン

鮮度並~悪 魚体:やや長手~長手 身脂薄々 (冷凍)

8~18g: 浜値33~103円/㎏

 

  • 長崎小網

・アジ 67トン

鮮度やや弱~弱 ほぼ腹色付 ジャバラ浮混 (鮮魚・生切り)

70~170g: 浜値211~1,388円/㎏

 

・小イワシ 1,794トン

鮮度並~悪 魚体:やや長手~長手 身脂薄々 (冷凍)

10~30g: 浜値36~75円/㎏

 

ヤズ・ワラサ 29トン

鮮度並~やや弱 魚体:やや長手 (鮮魚)

3~5k: 浜値400~900円/㎏

 

〇サンマ

・日本

日本船の操業状況(8月中旬)

サンマの棒受け網漁が8月10日解禁となり、8月13日には北海道花咲港にて今年の棒受け網漁船での初水揚げも有りました。日本近海への来遊量は前年比で6割以上少ない過去最低水準(約42.9万トン)と予想されており、8月25日時点の総水揚げ量は836.4トン、昨対同期の59.1%減となっており、低調な滑り出しとなっています。

 

・台湾

台湾船状況(8月15日)

8月中旬での台湾棒受け網漁船は、50隻が公海漁場にて操業中。この時点での総漁獲量は1,790トンと低調で、1隻あたりの1晩の水揚量は平均3トン程度。サイズは中心が4號34%・3號32%・5號26%の順となっている。昨年度は操業開始当初から豊漁が続き、9月早々にはTACを消化し終漁となったが、今期の水揚げの状況からすると11月下旬まで水揚げ自体は続きそうとの予想。8月末時点の情報では、台湾船も1晩で10~20t水揚げと増加傾向にあるとの事で、今後の持ち直しに期待が掛かる。

 

〇ズワイガニ

・カナダ

漁獲枠を消化し、今期の漁は一段落しました。引き続き米国向けの商談は順調に推移していると見られ、日本向けの取り扱いは僅かな状況です。特に生脚やその端材に商談が集中しており、日本向けの供給量は限定的となっています。

 

・ノルウェー

バレンツ海で僅かに残る漁獲分については、大型サイズが中心となっており、現地在庫を含めて多くが米国向けに販売されています。小型サイズや比較的安価な規格は少なく、日本向けの買い付けは僅かな状況となっています。

 

・ロシア

7月中旬で一旦休漁となりました。2026年度も多くが活で中国、韓国、東南アジア向けに供給されましたが、中国向け需要が一服したことで冷凍品の生産へ移行しています。大型サイズが中心です。

 

・日本

国内では大型サイズの在庫が多く残っている一方、バレンツ海産は生脚の注文分の生産が優先され、ボイル冷凍品の取り扱いは僅かな状況です。下げ相場での買い付けが進んでいるものの、円安や国内の大型サイズの在庫過多、年末に向けた加工需要の増加が見込まれることから、今後は相場が横ばいから徐々に強含みで推移すると見られます。

 

〇タラバガニ

・ノルウェー

漁獲量が前年から半減しており、加えて小型サイズが中心となることから、今期の取り扱い量は限定的となる見込みです。

 

・ロシア

昨年の極東ロシア・オホーツク海産の在庫は限定的となっています。現在はバレンツ海産が取り扱いの中心となっていますが、フリー玉も少なく、市場への出回りは限定的となる見込みです。

 

・日本

9月から漁が本格化する極東ロシア・オホーツク海産についても、活での荷動きが主体となることが予想されます。国内向けの供給量は限定的となる見込みで、現状の相場は高値横ばいで推移すると見られます。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

徐々に新物原料搬入されております。

水揚は十分にありましたが思った以上に値段が下がらず。

来年も豊漁予想のため暫く横ばいで推移すると考えられます。

 

・製品状況

国内加工製品が出来上がってきますので供給は安定しそうですが、各社どのような価格で販売するのかは注視が必要です。また海外加工は各社10月頃からの搬入を見込んでおります。

 

〇鯖

・大西洋

ノルウェーが水揚げ開始されました。

サイズは520g前後と大きく4-600gのサイズが中心となっております。

価格はこれから順次提示されていくものの現地の在庫少なく、高値でのスタートが予想されます。

 

製品相場は未だ昨年原料に対し十分に上がり切っておりませんが新物の価格が見え次第、また徐々に値段が上がっていくと予想されます。国内の在庫は十分あるため緩やかに上昇していくと予想されます。

 

〇鮭鱒類

 

・銀鮭

8月より銀鮭の本格搬入が徐々に始まっていますが、現地ではトリムCの生産・搬入が優先されており、搬入遅れなどから国内では欠品状態が続いています。9月もフリー在庫がほとんどない状況で、10月以降の供給正常化までは高値での相場推移が見込まれます。

 

ドレス原料についても搬入が遅れていることに加え、中国側の買いが強まっているため、現地オファー価格が上昇しています。今後の高値を見込んだ国内での確保の動きも強く、相場は高騰しています。10月以降は定塩銀鮭Fの相場にも影響が及ぶ可能性があります。

 

・トラウト・アトラン

秋鮭の不漁に加え、トラウトの生産量も減少しており、年末に向けてトリム製品は強含みで推移する見込みです。特に大型サイズは供給が少なく、今後さらに引き合いが強まることが予想されます。

 

アトランティックサーモンについては、ノルウェー産の種苗生産が順調に進み、供給は比較的安定しているため、相場は弱含みで推移しています。ただし、年末需要に向けては若干強含みで推移する可能性があります。

 

〇うなぎ

中国産鰻については、ジャポニカ種が2年連続で豊漁となったことから相場は軟調に推移していました。しかし、大型サイズの原料が少ないことに加え、人件費などの加工コスト上昇もあり、7月前には中国側の相場が若干上昇しました。そのため、当初予想されたほど相場は下落しませんでした。

 

また、30尾などの大型サイズを確保するために40尾以下のサイズも併せて購入した業者では、販売が振るわず在庫が残っている模様です。土用の丑の日以降も相場は横ばいで推移していますが、10月の国慶節以降は中国国内の在庫消化による相場下落に注意が必要です。

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

====2026年原料状況===

新物原料水揚げは、10月~1月の見込みです。

越年在庫は例年並みの状況です。

 

・韓国原料

====2026年原料状況===

新物原料水揚げは、10月~1月の見込みです。

原料確保は、11月後半~1月前半(脂有り)に行う予定です。

サワラ・サゴシとも越年在庫は多くない状況でのスタートになります。

・日本産

サワラ・サゴシとも水揚げ少なく大半が鮮魚出荷される状態が続いております。

現在までまとまった数量は見られていません。

 

・サワラ・サゴシ製品

入荷量・価格とも安定している魚種であるため、新規導入が増加傾向になっています。

現行価格は、円安による若干の上昇のみで、大筋では横這いを維持した状態です。

 

〇キス

国内では大型サイズも含め比較的好調に消化中。各社現地からの新規買い付けが少ないため、国内在庫の消化が進んでいる状況です。引き続き小型サイズは入荷も少ないです。

現地の漁獲アソート

15~25尾 60%(内20尾が約40%程度)

30~40尾 40%

50尾 ほぼなし

 

〇アサリ

前月から大きく状況変わらず、昨年と比べた円安状況のため、アソートの少ない大型サイズを中心に若干の強含みとなりそうです。

一部地域で稚貝が少ないとの情報があり、来年以降の扱いについては注意が必要です。

 

〇パンガシウス

現地相場については、現状、横ばいから強含みとなっております。

パンガシウス原料についても、需要の増加を背景に若干強含みで推移しております。また、現地での人件費上昇に加え、ウクライナ情勢の長期化などを背景に、包装資材をはじめとする各種資材・物流関連経費も高騰しており、製品価格については今後やや上昇する可能性があります。

また、日本国内においても為替の円安基調が続いていることから、現地でのコスト上昇と合わせ、輸入コストの上昇には引き続き注意が必要な状況です。

このようにコスト面での上昇要因は見られるものの、パンガシウスは他魚種と比較すると依然として価格面での優位性が高く、安定した供給が期待できる魚種として、外食・量販・給食など幅広い業態での商品開発が進んでおります。

今後も他魚種からの代替需要を含め、パンガシウスの取り扱いはさらに拡大していくことが見込まれます。

 

〇いか(中国産)

アメリカオオアカイカ(ペルーイカ)については、現地原料の供給が比較的安定しており、相場は引き続き安値圏で推移しています。2年前の価格高騰をきっかけに市場規模が縮小した影響から、需要の回復は依然として限定的で、一部では在庫を抱える状況も見られます。今後も価格面では比較的購入しやすい状況が続くと見込まれます。

スルメイカについては、先月から大きな変化はなく、相場は横ばいで推移しています。マツイカの供給不足を背景とした代替需要は引き続き見られるものの、現状では急激な価格変動はなく、安定した市況となっています。

マツイカについては、引き続き禁漁が続いており、新規原料の供給が限定的な状況に変化はありません。国内で取り扱いを終了する商社もあることから流通量は少なく、品薄感が続いています。供給面での改善には時間を要すると考えられ、引き続き安定調達には注意が必要です。

需要面では、8月のお盆期間にバーベキュー需要が高まったことで、ツボヌキイカやいか串などの焼き用商材が非常に好調に推移しました。9月についても、シルバーウィークが5連休となることから、行楽・バーベキュー需要の増加が期待されます。特にスルメイカ、マツイカ、ペルーイカを使用した焼き用商材については、引き続き販売好調が見込まれます。

全体として、原料相場は大きな変化がない一方、夏季から秋口にかけての行楽需要が期待できるため、9月も焼き用イカ商材を中心に販売拡大が見込まれます。

 

〇冷凍野菜

主要産地である山東省は、例年に比べ最高気温は上昇傾向にありますが、酷暑とまではいかず。ナス、オクラ、冬瓜、ピーマンと夏野菜の作柄は例年並みに推移しています。

江蘇省では台風の影響にて一部で洪水被害も出ましたが、冷凍用原料は大きな影響を受けていません。枝豆は莢に傷みが出ており、莢付きの価格は少し上昇していますが、ムキ身は例年並みです。

黒竜江省、内モンゴルでは今後、南瓜の生産となりますが現在のところ、原料状況は順調です。

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