【7月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。商品情報2026年7月号をお届けします。

 

  • 大型船

・アジ 1,625トン

鮮度並~悪 身脂薄~無 ラ-ド少々 魚体:並~長手 餌残り(鮮魚・冷凍・生切)

300g:120トン 浜値320~638/㎏

200g:559トン 浜値280~600/㎏

150g:379トン 浜値194~888/㎏

100g:567トン 浜値194~416/㎏

 

・サバ 1,355トン

鮮度並~悪 身脂無し 卵・白子持ち 魚体:長手 (冷凍・鮮魚)

150~650g:  浜値155~361円/㎏

 

  • 松浦小網

・サバ 1,090トン

鮮度並~悪 身脂無し。 魚体:やや長手~長手 卵白子持ち(鮮魚・冷凍)

400~600g:35トン   浜値280~444円/㎏

150~400g:1,055トン 浜値155~251円/㎏

 

・アジ

鮮度並~やや弱 身脂薄々~無 魚体:やや長手(鮮魚・冷凍)

100~300g:64トン   浜値305~603円/㎏

 

・小イワシ

鮮度並~やや弱 魚体:やや長手~長手 身脂薄々 (冷凍)

5~10g:1,459トン   浜値44~106円/㎏

 

  • 長崎小網

・イワシ

鮮度並~やや弱 魚体:長手 身脂薄々~パラ(冷凍・鮮魚)

40~60g:500トン 浜値150~200円/㎏

 

・小イワシ

鮮度並~弱 魚体:やや長手~長手 身脂薄々(冷凍)

5~10g:1,566トン 浜値60~100円/㎏

 

・青アジ

鮮度やや弱~弱 魚体:長手 身脂無し 卵白子持ち 餌残混(冷凍・鮮魚)

150~300g:19トン 浜値111~333円/㎏

 

・アジ

鮮度並 魚体:やや長手 身脂少々~無し(鮮魚)

110~380g:3トン 浜値388~500/㎏

 

・ワラサ

鮮度並 魚体:長手 (鮮魚)

4~7 kg:18トン     浜値170~220/㎏

 

〇サンマ

原料シーズン終了いたしました。

====2025年原料状況===

2025年度の国内サンマ水揚げは当初前年並みの低水準になると予想されていましたが、実際は約65,000トンと前年比約1.7倍に増加しました。

 

〇ズワイガニ

・日本

国内マーケットにフォーカスすると原料(大型サイズの在庫過多)・製品共に在庫が残っていますが、ロシア産も上げ相場な為下がることはなく、現状維持かやや強含みでの推移と予想します。

 

・アメリカ

アメリカ産ズワイガニ漁は、大半を米国内向け販売で終了です。

 

・ロシア

先月報の通り、中国向けの活向けの生産が中心ですが漁模様は好調で、フリーの冷凍生産も行われています。引き続き生産状況と冷凍品の動きに注視が必要です。

 

・カナダ

カナダ産ズワイガニ漁は順調に漁獲枠を消化し、漁獲はほぼ終了。予想通り米国向けの販売が好調な様子。

相場は米国向けの価格高騰によって高値での推移となり、日本向けはごくわずかのようです。

 

・ノルウェー

順調に生産が続きますが、やはり米国向けの販売が強く値段は強気。日本のニーズとは合致しないのが現状です。

 

〇タラバガニ

極東オホーツク海・バレンツ海共に大型サイズの組成の中心で生産は終了し、それらの搬入が順次始まっています。小型サイズは不足傾向の為、今後大型サイズの価格は弱含み、小型サイズは若干の強含みにて推移すると推察します。

ノルウェー産は4月禁漁で、漁が開始されるも身入りと小型サイズが主体である為国内の観光客向けの活での扱いが主体で、冷凍品は輸出するほどの数量が固まっていません。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

先月に引き続き各社少しずつ買い摘んでいる様子です。

特に値段が大幅に下がるなどの動きは見せておらず引き続き価格は横ばいにて推移すると考えられます。

 

・製品状況

先月同様に新物の原料での製品は200-300円/kgアップになるため先月と変わらず各社売り絞りが続いております。国内在庫も引き続き少ない状況が続きますが徐々に解消される見込みです。

 

〇鯖

・大西洋

今年は全体枠が昨対の52%減ということもあり、依然、各パッカーは在庫あるものの値段を下げることはせず横ばいにて推移しております。今後も為替以外で値段が

大きく変化する局面はないように思われます。

 

各社、2025年新物原料に合わせた値上げを行っていますが未だその価格には達しておらず慎重な段階値上げを行っている状況です。今後の動きに注視が必要です。

 

〇鮭鱒類

・銀鮭

6月から6/9サイズの原料相場が上げ基調です。定塩フィーレの大型サイズを末端が受け入れるようになってきており、10kg規格の商品が流通するように。その為8kg商品の受け入れが減り、4/6加工が減っている状況。4/6サイズと6/9サイズの単価差がほぼ無く、単価の安い6/9サイズの需要が増えている状況です。新物の成約は進んでいませんが、このままの為替であれば現相場より高い仕入れ単価となり、年末に向けもう一段階の値上げとなる可能性もあります。

トリム製品は相変わらず少なく、引き合い強いですが、新物が早めに来ることから、8月の需要期後は落ち着くのではないかとの予想です。

 

・トラウト・アトラン

5月からトリム製品が搬入されてきており、在庫不足感は無くなりました。しかしながら絶対数量は少ないままで、相場は横ばいからやや上げと予想します。

アトランはノルウェーの生産が順調で、生産数が増加の影響から相場は下げ基調です。またノルウェー製品につられてチリの相場も同様に下げ基調です。

 

〇うなぎ

7月の土用の丑の日に向けて需要が増えてきており、2年連続の豊漁から相場も4月までは下げ基調でしたが、為替の影響と加工コストなどの値上がりを受けて徐々に相場上がってきています。特に大型の30尾サイズが少なく、40尾以下の小さいサイズの割合が増えていることで、日本の希望するアソートでの仕入れが難しくなっているのが現状です。

国産については、相場は大きく下がらず横這いにて推移しています。

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

====2025年原料状況===

新物原料水揚げは年内で終了しました。

水揚数量は少なめで、太刀魚・黄グチなど他の近海魚が少ないため浜値は上げ基調になりました。

 

・韓国原料

====2025年原料状況===

サワラ・サゴシとも前年並みの漁模様でスタートしましたが、サゴシは11月以降に不漁化したため

大幅減産の状況になっており、サゴシの原料価格は尻上がりに上昇しました。

今シーズンはサワラ・サゴシとも中心サイズが小さく、サゴシが600-700g主体、サワラは1.5-2.5㎏が多い状態です。

3㎏UPの大型原料は少なく、ベトナム内販向け需要が強いため今後は品薄になってくると予想されます。

 

・日本産

サワラ・サゴシとも水揚げ少なく大半が鮮魚出荷される状態が続きました。

水揚げシーズンほぼ終了しましたが、現在までまとまった数量は見られませんでした。

 

・サワラ・サゴシ製品

荷動きは例年並みながら、暫く値上がりしておらず価格安定している魚種であるため、新規導入が増加傾向になっています。

 

〇キス

現地(ベトナム、タイ他)より強気のオファー継続中。日本国内の相場に似合っておらず、

各社買い渋り中につき、今後品薄サイズ出てくる可能性高いです。

引き続き小型サイズの引き合い強くなってきています。

漁獲アソート

15~25尾 60%(内20尾が約40%程度)

30~40尾 40%

50尾 ほぼなし

 

〇アサリ

先月報と同様に、水温の上昇が遅く、新物の水揚げ開始が予定より1カ月遅れとなりました。また生育が事前の予想よりも悪く、原料価格が高騰しております。サイズレンジは大型が少なく、S~Mサイズ中心のアソートになります。

為替が昨年同時期に1ドル=145円前後のところ160円台に入っており、これから搬入される新物製品は、大型サイズを中心に価格が上がりそうです。

 

〇パンガシウス

先月同様、現地相場に大きな変動はなく、引き続き横ばいで推移しております。この状況は秋口頃まで継続するものと予想されます。

一方で、為替は1ドル=160円を超える水準で推移しており、原料コストは上昇しております。しかしながら、パンガシウスは他魚種と比較して依然として導入しやすい価格帯を維持しております。

また、マダラ、スケソウダラ、ホキなどの白身魚において大幅な価格変動が見られる中、パンガシウスは安定した供給と価格競争力を有していることから、代替商材として再び注目を集めています。

今後もコストメリットを重視するユーザーを中心に採用が進み、需要はさらに拡大していくものと考えられます。

 

〇いか(中国産)

マツイカについては、禁漁措置が継続している影響から新規原料の供給が依然として限定的な状況が続いています。中国加工メーカーおよび国内流通在庫は徐々に減少しており、国内市場では品薄感が一段と強まっています。特に業務用中心の中大型サイズでは需給の逼迫が続いており、当面は安定供給への懸念が残る状況です。

一方、スルメイカについては、マツイカ不足を背景とした代替需要が継続しています。国内外の需給は依然として引き締まっていますが、足元ではスポット商談向けのスルメ製品オファーが散見されるようになっており、一部では供給環境に改善の兆しも見られます。ただし、まとまった数量の安定確保には引き続き注意が必要な状況です。

アメリカオオアカイカ(ペルーイカ)については、現地原料価格の下落や供給量の安定化により、製品価格は前月比でやや軟調な動きとなっています。しかしながら、過去の価格高騰局面において需要が大きく縮小した影響が依然として残っており、一部商社では在庫負担を抱えるケースも見受けられます。そのため、需給全体としては供給余力があるものの、需要回復には時間を要するとの見方が強まっています。

今後の需要面では、夏場の行楽シーズンやバーベキュー需要の高まりを背景に、イカ製品全般の販売量増加が期待されます。特に串物や焼き物向け商材を中心に引き合いが活発化する時期を迎えることから、今後1~2か月は季節需要による販売拡大が見込まれます。

総じて、マツイカは供給逼迫による強含みの展開が続く一方、ペルーイカは供給余力と在庫負担から軟調な相場環境となっています。夏季需要の動向次第では需給バランスに変化が生じる可能性もあるため、引き続き原料供給状況と販売動向の両面を注視していく必要があります。

 

〇冷凍野菜

引き続き天候に恵まれて葉物類は順調に終了しました。大根、ジャガイモも平年並みに生産が開始となります。以後、ナス、オクラ、ピーマンと夏季野菜の収穫へと向かいます。今のところ、各品に懸念事項はありません。

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