【4月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。商品情報2025年4月号をお届けします。

 

〇九州前浜

  • 大型船

・アジ:490mt

鮮度並 / 身脂無 / 卵大きめ

500~700g:50mt 浜値K1000~K220円(鮮魚・冷凍)

300~500g:300mt 浜値K1000~K230円(鮮魚・冷凍)

200~300g:100mt  浜値K1000~K210円(鮮魚・冷凍)

100~200g:40mt  浜値K600~K110円(鮮魚・生切)

 

・マサバ247mt

鮮度並~悪 魚体細くなり身脂ほぼ無 卵大きめ。

700g   :20mt – 350-150円/㎏

600g   :200mt – 350~130円/kg

450~500g :60mt – 350~100円/kg

400~450g:150mt – 350~140円/kg

 

・ローソク

100~200g : 2600mt – 106~70円/kg

 

・ゴマローソク

300~500g:300mt – 210~157円/kg

 

・イワシ

50-70g:400mt – 83-50円/kg

 

  • 松浦小網

・ローソク

250~400g : 1,000mt – 165~80円/kg

100~200g : 1. 000mt – 112~57円/kg

※先月同様、小網水揚げ分は凍結できない状況。

 

・イワシ

50-70g  :1,200mt-72-50円/kg

 

・ブリ 丸みいくらかあり~細手

9-12K  :300mt – 500~220円/kg(鮮魚・冷凍)

6-9K   :300mt – 400~200円/kg(鮮魚・冷凍)

 

  • 長崎小網

・小イワシ主体(2,000mt)

50~100g : 65~45円/㎏(餌主体・缶詰)

 

・アジ(20mt)

浜値1,000~300円/㎏(鮮魚・生切)

 

・サバ・ゴマサバ(40mt)

浜値280~140円/㎏(鮮魚)

 

〇サンマ

11月で国内もサンマ操業が終漁しており、また年明けも秋刀魚商流に顕著な動きも無いため、しばらく休載致します。

 

〇蟹

・ズワイガニ

  • カナダ・アメリカ

間もなく、オープンとなるカナダ(Gulf, NFL)産ズワイガニ漁、Gulf地区 18,954トン(昨対74%)、NFL地区 調査枠を含めて 62,883トン(昨対109.3%増)、合計81,837トンの漁獲枠の見通です。しかしながら、米国政府による関税政策で新物価格が変わる可能性があることから、現時点では先行き不透明で静観する状況です。ただし、米国のマーケットは在庫減と消費意欲が高く、ロシア産禁輸の為扱いが多いカナダ産に頼らず負えない環境が続く為高値でも仕方なく取引が続行される可能性は高いと推察します。

 

  • バレンツ海

1月から行われて取引が始まったノルウェー産(漁獲:12,019トン)、今年の製品アソートが、米国が好む大型サイズの為、昨対1.8倍の価格で取引が進んでいる。引き続き、満枠消化まで高値で取引が続くと推察します。

 

 

  • ロシア

ロシア産極東オホーツク海、4月からオープンの見通し。漁の主力は、中国、韓国に向け活ズワイと推察され、冷凍品の供給の可能性は極度に低いと推察されることから高値で取引が行われると推察します。一方のロシアバレンツ海1月から漁が開始されましたが、アソートの中心が小型サイズとなっている模様。また、生産者と政府で取引が変更の為今後の価格に影響を及ぼすとの事から注視が必要です。

 

  • 国産

2022年から北海道で水揚げされている大ズワイガニ(バルダイ種)は資源管理されておらず、資源予測不能な商材なため商品化は限定されると思われます。

 

  • 国内製品

今年のアラスカ産の取扱いはアメリカ向けに高値で取引され、日本搬入は僅か、他方のロシア産の取扱いの搬入見込みは小型に限定の為注視が必要。今年のズワイガニ製品は、国内の越年在庫も多く見込まれる上、新物は海外の需要増から高値で取引が見込まれるため、現時点での今年の相場の見通しは昨年よりも強含みで推移すると推察します。

 

・タラバガニ

ロシア極東オホーツク海(漁獲枠16,000トン)・バレンツ海(漁獲枠12,690トン)、バレンツ海産の漁獲枠入手で、生産者が高値で落札の為バレンツ物は高値で取引が見込まれます。ノルウェーバレンツ(4月禁漁、漁獲枠 2,560トン)に、生産の時期は限定されおり搬入の予定はありません。

通年、漁が行われるノルウェーにおいては、前売りの勢いがない為、生産はスローで行われています。一方の国内での大きな荷動きは見られないことから、現状維持から徐々に上げ相場と推察します。

 

〇スケソウダラ

ベ海は好漁であったが、徐々に漁獲高が低下しており前年と同レベルの漁獲模様となってきております。

製品ではEU向け輸出がメインであり、ロシア産は課税の影響も少なく大きな変動ないが、中国産(加工)は大きく減少。日本国内のスケソウダラ製品は横ばいで推移中。実需ベースでの消化状況と推察致します。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

昨年2月のアイスランドが禁漁、今期は4,435mtが発給されました。

ほとんど親生産に回らず、卵の生産に回る見込みです。

よって大型原料は今後不足感が出てくると予想します。

また今年のノルウェーは禁漁が発表されてから引き合いが増え、ノルウェー現地の在庫もほぼ底払いの印象。在庫が限定的な事から引き続き原料価格がより高値になることが予想されます。

 

・製品状況

昨年のアイスランド禁漁を経て、不足感が一層強くなっている印象です。上記通りノルウェーは禁漁、アイスランドも漁獲量が見込めないため。製品は6月頃より値上げ、または規格変更となるでしょう。

そのため、末端の量販価格は上げざる負えない状況に陥っており、値上げによって

 

〇鯖

・大西洋

先々月

 

の掲載通り冬シーズンは終了となりました。

イギリス、ノルウェー両国とも昨秋シーズンを上回るCFR価格USD3.0レベルと歴代最高値をつけて終了。在庫は現地ほぼ底払いで、2025年は約22%の減枠が予想されているため秋に向け原料価格は更に上昇していく予想です。

先月と特に変わらず製品は特に不足感無い状況です。

値段も新物価格に切り替わっておりますが、売れ行きは未だ不透明。

今後の動向に注視が必要です。

 

〇鮭鱒類

・銀鮭

引き続き原料高値にて推移しており、原料の大型化も含め需要の高いサイズ原料の引き合い強い上、全体相場も横ばいからやや上げの状況です。定塩銀鮭Fの価格も徐々にではありますが値上げ傾向にて各社販売を進めていますが、原料価格からまだ値上げは続く予想です。

トリム製品は搬入数量が昨年対比で大幅に増えており、約140%対日向けに増えています。

トラウトからの切り替えもあり、国内全体の使用数量も増えていることから今後も下がる局面は予想しにく状況です。

 

・トラウトサーモン

チリ現地の価格も原料が高騰しています。また国内の在庫が払拭されたことからここにきて荷物の在庫薄状況となり、価格が高騰しております。特にトリムEに関しては現物がかなり少ないことから各社引き合いが強くなっているようです。4月から多少の搬入はありますが、引き続き高値推移が予想されます。

 

〇うなぎ

・中国

引き続きシラス漁が好調にて、昨年のシラス漁獲量をはるかに超える池入れが続いています。池入れ数量は中国で70トン以上、韓国は13トン以上とここ数年では大豊漁となっております。それでもシラス漁は続いており日々500kgほどの漁獲があるようです。大量の池入れがある中で、蒲焼製品も徐々に価格を下げています。1割程度の値下げ相場となっていますが、現地在庫は高い在庫製品なので、急激な暴落は無いと思われます。7月の土用の丑の後の相場に注意かと思われます。

 

・国産

引き続き国内のシラス漁も好調にて池入れ数量も3月23日時点で15トンを超えており、シラス価格も昨年より大きく下げております。しかしながら各加工メーカーの昨年在庫が滞留しており、このあたりの製品価格若干下げていますが大幅な暴落な状況ではありません。国産も土用の丑の日以降に状況が大きく変わることに注意が必要です。

 

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

原料状況は11月中旬で水揚げ終了している為、暫く更新を休止致します。

====2024年原料状況===

新物水揚げは、前年対比50%~60%で数量は少ないものの、サイズは例年よりも大きめです。

日本向け原料凍結は、11月下旬に終了し、その後は中国内販向け鮮魚出荷になっています。

 

・韓国原料

新物水揚げは1月末でほぼ終了。

中国サゴシと同様の状況で、サワラ・サゴシともに前年対比で減少しています。

サイズは、サゴシが例年並み、サワラは2㎏以下の小型が多く、3㎏UPの大型が少ない状況です。

原料価格は、身質の向上に合わせて11月中旬から値上がり傾向となり、その後は横這いとなっています。

 

・日本産

水揚げが少なく、ほぼ鮮魚出荷の状態です。

サゴシは、日本海定置と旋網で昨年11月に原料凍結もありましたが数量は多くない状況でした。

 

・サワラ・サゴシ製品

荷動き上向いてきましたが、例年よりは勢いが弱い状態です。

昨年から1年ほど値上がりしていない魚種なので、今後のメニュー採用増に期待します。

価格は、サワラが横這い、サゴシは横這い~弱含みの状況です。

 

〇アサリ

今季は全体的に資源量が少ない為、漁獲減を見込んでおります。

そんな中、秋漁シーズンは主要産地である遼寧省で大洪水があり、産卵時期が乱れ漁獲が捗らなかったため漁獲減少。その分が春漁での漁獲が期待されており、秋シーズン不漁からどれだけ回復するか期待されるところです。

国内需要としては他貝製品の高騰もあり需要が高まっております。大型サイズは依然として少なく、殻付き51~60粒/500g、むき身のM(500~800粒/kg)以下が中心サイズとなっております。また250gスペックの需要も外食のみに限らず量販などで需要拡大中です。

 

〇パンガシウス

主要産地であるベトナムでは現地相場強含みが続いております。

昨年、供給過多であっため養殖量を控えたことにより、現在需要の方が多い状況。

今後を半年間はジリ上げが予想されております。アメリカ向けがメインで、関税問題もあるが今のところ多くのアメリカからはバックオーダーがある状況。今後の動向に注視が必要です。

 

〇ペルーイカ(アメリカオオアカイカ)

原料状況は引き続き厳しく、特に大型原料の価格が高騰しています。
昨年10月と比較すると、下記のような価格変動が見られます。

原料サイズ 2024年10月 (RMB/トン) 現在 (RMB/トン) 変動率
Sサイズ (0.5~1.0Kg) 20,250 24,000 +19%
Mサイズ (1.0~2.0Kg) 17,500 20,750 +19%
Lサイズ (2.0~4.0Kg) 16,000 21,000 +30%
胴体 (4.0~8.0Kg) 17,250 22,500 +30%
ベタ (8.0Kg以上) 18,500 30,250 +64%

特に大型原料(8.0Kg以上)の価格上昇幅が最も大きく、昨年10月比で約64%の上昇となっています。
これは2023年9月以降のペルー沖エルニーニョ現象による漁獲不振が主な要因と考えられます。

また、直近では小型原料の価格も上昇傾向にあり、3月中旬だけで約23%の急騰が見られました。
春節明けに回復が期待されたペルーイカの原料事情ですが、状況は悪化しており今後も価格の変動が続く可能性が高く、注意が必要です。

 

 

〇スルメイカ・マツイカ

スルメイカは引き続き品薄の状況が続いており、先月から大きな変化はありません。
マツイカについても、春節前の価格高騰後、大きな動きはない状態です。

国内相場は依然として低迷しており、昨年から安値が続いているため、多くの商社が利幅を削って販売している状況が続いています。

 

 

〇冷凍野菜

野菜相場は引き続き変動無しです。

3月も天候に恵まれて、野菜の生育は順調です。ホウレン草の生産が順調に開始。他の葉物類についても予定通り播種されました。今後アスパラガス、きぬさや、スナップエンドウ類の生産となりますが、作柄、収量の回復が期待されます。

日本では九州産ほうれん草が引き続き悪い状況です。1~2月は低温で収量が増えず、3月に急激に気温が上昇した為、収量に対して処理量が追い付かない状況になりました。製品量を増やせないまま原料収穫が終了となり、例年比で3割減程度と予想されています。


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