【3月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。商品情報2026年3月号をお届けします。

 

  • 大型船

・アジ 300トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 魚体:やや長手~長手(鮮魚・冷凍)

500g: 25トン 浜値300~890円/kg

400g: 50トン  浜値320~780円/kg

300g: 50トン 浜値280~1,000円/kg

200g: 55トン  浜値160~450円/kg

150g: 120トン 浜値90~500円/kg

 

・サバ 4,000トン

鮮度良~悪 身脂薄~無 やや長手 卵白子(鮮魚・冷凍)

800g      : 5トン    浜値500~830円/kg

700g      : 30トン   浜値450~890円/kg

550g     : 30トン   浜値230~530円/kg

450~500g : 35トン   浜値230~480円/kg

350~450g : 110トン  浜値250~480円/kg

300~350g : 220トン  浜値230~420円/kg

250~300g : 3,300トン 浜値100~290円/kg

150~200g : 270トン   浜値120~160円/kg

 

  • 松浦小網

・サバ 2,460トン

鮮度良~悪 身脂薄~無 やや長手 卵白子(鮮魚・冷凍)

250~450g : 2,435トン 浜値100~530円/kg

150~200g : 25トン    浜値120~170円/kg

 

・ゴマローソク

鮮度良~悪

300-500g  : 120トン   浜値100~290円/kg

 

  • 長崎小網

・イワシ

鮮度やや弱 スタイル長手 卵白子あり(冷凍・鮮魚)

60-80g  :2,430mt  浜値65~120円/kg

 

・アジ

鮮度並~やや弱 やや長手 身脂無 卵白子あり(鮮魚)

90~500g :55mt    浜値400~1,200円

 

・ブリ  無

 

〇サンマ

原料シーズン終了いたしました。

====2025年原料状況===

2025年度の国内サンマ水揚げは当初前年並みの低水準になると予想されていましたが、実際は約65,000トンと前年比約1.7倍に増加しました。

 

〇ズワイガニ

・日本

国内にはロシアの船凍品が残っていますが、今後円安基調に米国政府による関税が加わることを加味すると現状を上回る価格での取引が見込まれます。

 

・アメリカ

アメリカ産ズワイガニ漁は、スケソウダラ等の他魚種の生産が影響し例年よりオープンが遅れてのスタートの模様。僅かな漁獲枠4,218トン(製品換算2,650トン)のため大半を米国内向け販売で終了の見込みです。

また、間もなく開催のBoston Seafood Showでは、在庫薄のアメリカ向けの売込みのためカナダ・ノルウェー産の価格が注視されると推察します。

 

・ロシア

1月1日オープンとなったバレンツ海ズワイガニ漁ではロシア側は小型サイズが中心の漁模様で苦戦の様子。

4月オープンの極東オホーツク海漁では、中国の旺盛な活需要のため日本が望む冷凍品の生産に向けた価格交渉が難航の様子。

 

・カナダ

漁獲枠分はほぼ全量、米国向けになると考えられます。

 

・ノルウェー

1月1日にオープンとなったバレンツ海、ノルウェー側(漁獲枠12,336トン)は政府によって新たな基準が設定されて1隻当たりの生産量が昨対半減の約240トンまで制限されたことから米国での販売価格が高い大型サイズを狙って漁が進行中。対日向けは、米国の相互関税の影響で若干安価なオファーがあるもののロシア産よりも高い様子。

 

〇タラバガニ

ロシア産、極東・バレンツ海共に漁が終了し少しずつ搬入が始まりました。しかしながら、各社様子を見ての買付の為相場はまだ固まっていない様子です。当面、現状の相場で推移すると思われます。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

漁は順調に進んでおり約90,000トンまで消化されました。

しかし日本各社はアイスランドの動向を伺って積極的に買い付けはしていない様子です。

引き続き原料の動きには注視が必要です。

 

・製品状況

先月と変わらず各社売り絞りを始めております。

新物の搬入は最も早くても6月頃になりますので在庫が少ない状況が暫く続く見込みです。

 

〇鯖

・大西洋

ヨーロッパ現地には多少の在庫が残っていいますが、問題無く売り切れる数量で今後も値段が下がる事は無く横ばいで推移すると予想します。

 

先月に引き続き、各社値上げをしてきており旧正月/テト明けには大体の値上げが完了すると見込まれますが昨年の1.6倍ほどになった製品が順調に販売するかは不明瞭であり各社値上げに慎重な姿勢を見せており、今後も注視が必要です。

 

〇鮭鱒類

・銀鮭

2月に入り、1月同様に静観している状況です。ドレス原料は日本国内への搬入が随時ありますが、国内加工屋の需要が弱いのか、商流は大きくありません。相場に関しては若干弱くなっており、大型サイズは今後も搬入予想されるため滞留感があります。4月以降の決算期後の商流と相場に注意が必要です。トリムCは現地での生産が予定よりも減らされたため引き続き引き合いが強く、相場上げております。4月以降も現在庫では不足感があり、もう一段階相場高騰が予想されます。

 

・トラウトサーモン

2月までに大きな現地からの搬入も少なく、特にトリムCに関しましては昨年末の暴落から引き続き国内で不足しており、トリムEに関しましては在庫潤沢ではありますが、大きな相場変動はありません。アトランティックサーモンが相場下げていたことから、トラウト製品の生食向け出荷が減っている状況でありました。

3月以降はようやくトリムCの搬入があるものの、相場横這いと予想されます。

 

〇うなぎ

ロストラータ種、ジャポニカ種共に潤沢に池入れされており、中国の旧正月明けの製造、搬入される貨物に関しましては、相場が下落する予想となっております。2月までは国内在庫が限定的にて少ない為、相場は横ばいでしたが、各社3月~4月に搬入多くなる予想で、現地価格の交渉などにて相場下落予想となりました。

日本国内の相場も活鰻に関しては出荷順調で、シラス漁の漁獲量次第では相場下げてくる予想です。

2月20日までのシラス漁状況ですが、日本総採捕量は約3,500kg、中国で約19,500kg、台湾で3,450kgと昨年ほどではないですが、順調な漁獲量です。ただ、日本国内の池入れは少なく、8,000kg程度です。原因としては昨年の過密養殖にて病気や生育遅れが発生しており、残鰻が多いようです。

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

====2025年原料状況===

新物原料水揚げは年内でほぼ終了しました。

水揚数量は少なめで、太刀魚・黄グチなど他の近海魚が少ないため浜値は上げ基調になりました。

 

・韓国原料

====2025年原料状況===

サワラ・サゴシとも前年並みの漁模様でスタートしましたが、サゴシは11月以降に不漁化したため

大幅減産の状況になっており、原料価格は尻上がりに上昇しました。

今シーズンはサワラ・サゴシとも中心サイズが小さく、サゴシが600-700g主体、サワラは1.5-2.5㎏が多い状態です。

3㎏UPの大型原料は少なく、ベトナム内販向け需要が強いため今後は品薄になってくると予想されます。

 

・日本産

先月報に引き続き、サワラ・サゴシとも水揚げ少なくほぼ鮮魚出荷の状態です。

現在水揚げシーズン中ですが、今の所まとまった数量は見られません。

 

・サワラ・サゴシ製品

価格は秋口に一旦底打ちし、現状まで横這いで推移しております。

但し、浜値が上昇したサゴシ製品は値上がり傾向に入る可能性があります。

サワラ製品も円安によるコストUPのため若干の上げ基調になっています。

 

〇キス

春~夏に向けての最需要期前、小型サイズの引き合い強くなってきています。

15~25尾 70%(内20尾が約50%程度)

30~40尾 30%

50尾 ほぼなし

 

〇アサリ

昨年は水揚げが順調で、放流した稚貝が順調に成長していることから今年も水揚げは問題ない見込みです。春の最需要期を前に、アサリ商品の引き合いは増えておりますが、供給数量も安定しており、相場は横ばい予想です。

 

〇パンガシウス

年末頃からベトナムでの天候不良よる養殖魚の死滅が要因としての原料高騰が続いております。この影響はしばらく続くと予想されます。3月はボストンシーフードショーもあり大きな制約など荷動きがあれば更に相場に変動が考えられます。しかしながら、多魚種白身魚に比較しても安価な状況は変わりないため引き続き国内搬入量は増加すると思われます。

 

〇いか(中国産)

中国旧正月の影響もあり、今月は全体として大きな相場変動は見られていません。中国側の生産・出荷も限定的であり、実質的な市況判断は旧正月明け、3月中旬以降の動向が焦点となります。

アメリカオオアカイカ(ペルーイカ)については、原料在庫を多く抱えるペルー・チリ・中国各国から引き続き安価なオファーが出ている状況です。一方、中国側の製品価格はパッカー間でばらつきが大きく、同規格でも20%前後の価格差が見られるケースもあり、相場感が掴みにくい状況が続いています。

国内相場については、既存在庫を抱える商社は採算確保を優先し、大幅な値下げには踏み切っていません。その一方で、これまで取り扱いのなかった商社が中国の安値オファーを拾い、新たにアメリカオオアカイカ製品の取り扱いを開始する事例も散見され、市場内での温度差が出始めています。

スルメイカ・マツイカについても、旧正月前後で相場に大きな変化はなく、概ね横ばい推移となっています。国内では業務用規格(30尾~60尾)の引き合いは一定水準を維持しているものの、市販向けはオフシーズンのため動きは限定的です。

なお、日本国内のイカマーケットは一昨年10月の急騰局面以降、需要が大きく縮小しており、多くのユーザーがイカの使用を取りやめている状況が続いています。実需の回復には依然時間を要する見通しです。

しかしながら、他魚種(凍魚関係)が軒並み値上がりしている現状を踏まえると、価格優位性の出ているイカ製品を活用した新規メニュー提案の余地は十分にあると考えられます。特にアメリカオオアカイカについては、安値オファーを背景に原価設計がしやすい局面にあり、用途開拓の好機とも言えます。

今後は旧正月明けの中国側の出荷再開状況、各国在庫消化の進捗、ならびに国内商社の販売姿勢次第で相場が動き出す可能性もあり、3月後半の動向を注視する必要があります。

 

〇冷凍野菜

各省で雪害、低温障害等は発生しておらず野菜類は概ね順調に推移しました。年明け生産物であるブロッコリー、カリフラワー、菜の花に関して価格は前年並みとなります。

きぬさや、スナップエンドウについては国内輸入時に命令検査対象となりました。現地からの出荷量も減っており在庫品簿の状況が続きます。また、生育中の新物についても同様のリスクが存在するとの見解が多く、課題解消の見通しがたっていません。旧正月明けより各圃場で安全性の確認作業が開始されておりますので、引き続き確認を進めて参ります。

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