【6月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。商品情報2026年6月号をお届けします。

 

  • 大型船

・アジ 2,312トン

鮮度並~悪 身脂薄~無 ラード少々 魚体:並~長手 餌残り(鮮魚・冷凍・生切)

300g:15トン 浜値320~533/㎏

200g:1,313トン 浜値230~400/㎏

150g:204トン 浜値150~550/㎏

100g:780トン 浜値83~350/㎏

 

・サバ 1,170トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 卵・白子持ち 魚体:やや長手~長手(鮮魚・冷凍)

150~450g:1,626トン 浜値155~361円/㎏

 

・ブリ

鮮度並~弱 魚体:並〜長手 身脂並〜薄(鮮魚・冷凍・生切)

5~11k:335トン 浜値130〜300円/㎏

 

  • 松浦小網

・サバ 2,444トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 魚体:やや長手~長手 卵白子(鮮魚・冷凍)

400~600g:18トン 浜値222~388円/㎏

150~400g:2,435トン 浜値88~256円/㎏

 

・アジ

鮮度並~やや弱 身脂無 魚体:やや長手~長手 (鮮魚・生切・冷凍)

250~700g:2,180トン 浜値222~305円/㎏

 

  • 長崎小網

・イワシ

鮮度並~やや弱 魚体:やや長手 身脂薄々 (冷凍)

40~80g:1,359トン 浜値140~200円/㎏

 

・アジ

鮮度並〜やや弱 魚体:やや長手 身脂無し カメガイ残(鮮魚・生切)

80~500g:175トン 浜値166~600円/㎏

 

・青アジ

鮮度並~やや弱 魚体:長手 身脂無し 餌残り混 (鮮魚・生切・冷凍)

150〜300g:31トン 浜値133~400円/㎏

 

〇サンマ

原料シーズン終了いたしました。

====2025年原料状況===

2025年度の国内サンマ水揚げは当初前年並みの低水準になると予想されていましたが、実際は約65,000トンと前年比約1.7倍に増加しました。

 

〇ズワイガニ

・日本

国内マーケットにフォーカスすると原料(大型サイズの在庫過多)・製品共に在庫が残っていますが、ロシア産も上げ相場な為下がることはなく、現状維持かやや強含みでの推移と予想します。

 

・アメリカ

アメリカ産ズワイガニ漁は、大半を米国内向け販売で終了です。

 

・ロシア

昨年に引き続き大型サイズが中心の組成。見込み通り中国向けの活需要が大きくオファー価格は強気で、日本側の希望価格である昨年と同値では成約に至らず。昨年と比較して若干の上げ相場での推移と推察します。

 

・カナダ

カナダ産ズワイガニ漁は順調に漁獲枠を消化し、予想通り米国の顧客を中心とした取引が行われました。

相場は米国向けの価格高騰によって高値での推移となり、日本向けはごくわずかのようです。

 

・ノルウェー

順調に生産が続きますが、やはり米国向けの販売が強く値段は強気。日本のニーズとは合致しないのが現状です。

 

〇タラバガニ

現在、国内向け搬入の見通しはありません。バレンツ海ロシア産については、政府系企業が追加で漁獲枠を取得したので、今後の動向に注視が必要です。

ノルウェー産は4月禁漁で、漁が開始されるも今現在は輸出するほどの数量が固まっていません。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

思った以上にアイスランドの値段は下がってはないですが国内在庫の底が見えてきたため各社、少量ずつ買い始めました。今後の日本、中国の動きと現地の在庫数量に注視が必要です。

 

・製品状況

先月同様に新物の海外からの製品搬入は7-8月、国内への原料搬入も早くて5月頃から始まる上、現在の原料から計算するとバルクで200円ほどの値上がりが見込まれるため先月と変わらず各社売り絞りが続いております。国内在庫も引き続き少ない状況が続きます。

 

〇鯖

・大西洋

海外現地での在庫はまだありますが、新シーズンが大減枠ということもありオファー価格は未だ強気な状況。大きく下がる見込みは無く、横ばいで推移していくと推測します。

 

各社、2025年新物原料に合わせた値上げを行っていますが未だその価格には達しておらず慎重な段階値上げを行っている状況です。今後の動きに注視が必要です。

 

〇鮭鱒類

・銀鮭

銀鮭は5月までの輸入数は昨対100%を超えており、在庫数量が多い事やコストの高い在庫を抱えていることもから売れ行きは鈍い状態です。チリ現地での加工の定塩フィーレもクレーム発生以降、販売単価を下げており、国内の相場は若干の弱含みです。しかしながらトリム製品に関しては数量が足りていません。2026ー27年シーズンが例年より早く6月積みからスタートしますが、ドレス原料の成約は進んでおらず、トリム製品の成約から進んでいる状況です。

 

・トラウト・アトラン

5月からトリム製品が搬入されてきており、在庫不足感は無くなりました。しかしながら絶対数量は少ないままで、相場は横ばいからやや上げと予想します。

アトランはノルウェーの生産が順調で、生産数が増加の影響から相場は下げ基調です。またノルウェー製品につられてチリの相場も同様に下げ基調です。

 

〇うなぎ

7月の土用の丑の日に向けて需要が増えてきており、2年連続の豊漁から相場も4月までは下げ基調でしたが、為替の影響と加工コストなどの値上がりを受けて徐々に相場上がってきています。特に大型の30尾サイズが少なく、40尾以下の小さいサイズの割合が増えていることで、日本の希望するアソートでの仕入れが難しくなっているのが現状です。

国産については、相場は大きく下がらず横這いにて推移しています。

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

====2025年原料状況===

新物原料水揚げは年内で終了しました。

水揚数量は少なめで、太刀魚・黄グチなど他の近海魚が少ないため浜値は上げ基調になりました。

 

・韓国原料

====2025年原料状況===

サワラ・サゴシとも前年並みの漁模様でスタートしましたが、サゴシは11月以降に不漁化したため

大幅減産の状況になっており、サゴシの原料価格は尻上がりに上昇しました。

今シーズンはサワラ・サゴシとも中心サイズが小さく、サゴシが600-700g主体、サワラは1.5-2.5㎏が多い状態です。

3㎏UPの大型原料は少なく、ベトナム内販向け需要が強いため今後は品薄になってくると予想されます。

 

・日本産

サワラ・サゴシとも水揚げ少なく大半が鮮魚出荷される状態が続きました。

水揚げシーズンほぼ終了しましたが、現在までまとまった数量は見られませんでした。

 

・サワラ・サゴシ製品

国内市況は、円安による原価上昇を受けて僅かながら値上げの動きが見られます。

但し、一部サイズの小幅な上昇のみで、全体的には安定した価格を維持しております。

 

〇キス

中東情勢の影響により燃油価格高騰しており、漁獲原料高騰しています。

小型サイズの引き合い強くなってきています。

ベトナム他産地より各サイズ価格上昇中、注意必要です。

漁獲アソート

15~25尾 60%(内20尾が約40%程度)

30~40尾 40%

50尾 ほぼなし

 

〇アサリ

水温の上昇が遅く、新物の水揚げ開始が予定より1カ月遅れの。生育が事前の予想よりも悪く、原料価格が高騰しております。大型サイズが少なく、S~Mサイズ中心になります。

為替が昨年同時期に1ドル=145円前後のところ160円台に入っており、これから搬入される新物製品は、大型サイズを中心に価格上がりそうです。

 

〇パンガシウス

現地相場に大きな変動はなく、引き続き横ばいで推移しております。この状況は秋口頃まで継続するものと予想されます。

一方で、為替は1ドル=160円を超える水準で推移しており、原料コストは上昇しております。しかしながら、パンガシウスは他魚種と比較して依然として導入しやすい価格帯を維持しております。

また、マダラ、スケソウダラ、ホキなどの白身魚において大幅な価格変動が見られる中、パンガシウスは安定した供給と価格競争力を有していることから、代替商材として再び注目を集めています。

今後もコストメリットを重視するユーザーを中心に採用が進み、需要はさらに拡大していくものと考えられます。

 

〇いか(中国産)

アメリカオオアカイカ(ペルーイカ)については、マツイカ・スルメイカの供給減少を背景に、代替需要が意識され始めており、相場はやや強含みの展開となっています。現地原料在庫は依然として高水準ではあるものの、為替の円安進行が継続していることから、国内製品価格は徐々に上昇傾向となっています。特に輸入コスト面での負担増が大きく、今後も為替動向含め注意が必要な状況です。

一方、マツイカについては来年1月まで禁漁措置が続く見込みであり、中国側の原料在庫も徐々に減少しています。加えて、円安による買付コスト上昇も重なり、新規買付については日本商社各社とも慎重姿勢が強まっています。そのため、国内在庫は引き続き逼迫しており、業務用中心サイズでは品薄感が継続しています。

また、マツイカの供給減少に伴い、スルメイカへの引き合いも堅調に推移しており、価格は徐々に上昇基調となっています。全体としてイカ類の需給は引き締まり傾向にあり、今後も相場は強含みで推移する可能性が高いと考えられます。

 

〇冷凍野菜

引き続き天候に恵まれて葉物類は順調に終了しました。大根、ジャガイモも平年並みに生産が開始となります。以後、ナス、オクラ、ピーマンと夏季野菜の収穫へと向かいます。今のところ、各品に懸念事項はありません。

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