【5月号】水産マンスリーレポート

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。商品情報2026年5月号をお届けします。

 

  • 大型船

・アジ 976トン

鮮度並~悪 身脂薄~無 ラードほんの少々 卵・白子持ち混 魚体:やや長手~長手(鮮魚・冷凍・生切)

500g:3トン 浜値430~583円/㎏

400g:13トン 浜値400~530/㎏

300g:16トン 浜値360~460/㎏

200g:174トン 浜値270~450/㎏

150g:574トン 浜値140~444/㎏

100g:196トン 浜値140~230/㎏

 

・サバ 729トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 卵・白子持ち 魚体:やや長手~長手(鮮魚・冷凍)

750g   :3トン  浜値527~888/㎏

600g   :3トン  浜値333〜666/㎏

450〜500g:23トン 浜値361~666k/㎏

350〜450g :26トン 浜値360~550/㎏

300〜350g:30トン 浜値220~333/㎏

150~300g:644トン 浜値127~239/㎏

 

・イワシ

鮮度悪 身脂薄々~無 卵・白子あり 魚体:やや長手 (冷凍)

60~80g:41トン 浜値84~162/㎏

 

・ブリ

鮮度並~弱 身脂並〜薄 魚体:並〜長手(鮮魚・冷凍・生切)

5~13k:846トン 浜値200〜460円/㎏

 

  • 松浦小網

・サバ 1,626トン

鮮度並~悪 身脂薄々~無 卵・白子あり 魚体:やや長手~長手 (鮮魚・冷凍)

450~600g:12トン 浜値250~388円/㎏

150~400g:1614トン 浜値139~254円/㎏

 

・ゴマローソク

鮮度良~悪

300〜500g:384トン 浜値99~278円/㎏

 

・イワシ

鮮度やや弱~悪 身脂薄々~無 魚体:やや長手

60~80g:9トン 浜値98~138円/㎏

 

・アジ

鮮度良~悪 身脂薄~無 魚体:やや長手~長手(鮮魚・生切)

100~500g:13トン 浜値270~1,000/㎏

 

  • 長崎小網

・イワシ

鮮度良~弱 魚体:やや長手(冷凍)

60~90g:2,269トン 浜値95~147円/㎏

 

・アジ

鮮度並〜やや弱 餌食混じり 魚体:やや長手~長手 (鮮魚・生切)

70~250g:150トン 浜値166~733円/㎏

 

〇サンマ

原料シーズン終了いたしました。

====2025年原料状況===

2025年度の国内サンマ水揚げは当初前年並みの低水準になると予想されていましたが、実際は約65,000トンと前年比約1.7倍に増加しました。

 

〇ズワイガニ

・日本

国内マーケットにフォーカスすると原料(大型サイズの在庫過多)・製品共に在庫が残っていることから、購入意欲は薄い状況の為相場は現状を維持もしくは弱含みで推移すると思われます。

 

・アメリカ

アメリカ産ズワイガニ漁は、スケソウダラ等の他魚種の生産が影響し例年よりオープンが遅れてのスタート。僅かな漁獲枠4,218トン(製品換算2,650トン)のため大半を米国内向け販売で終了の見込みです。

アラスカ産の漁獲が続いておりますが、米国の在庫不足から昨年を上回る価格帯での取引が進んでいる様子です。

 

・ロシア

極東オホーツク海漁では、中国・韓国に向けた活の取扱いが引き続き強まる見込みで、冷凍品は、注文ベースでの生産でフリーの生産の見込みは薄いと推察します。

 

・カナダ

14日からオープンとなったカナダ東海岸ズワイガニ漁、Gulf地区 16,268トン(2025年度18,954トン)と昨年に続いて12%ほど減枠となりました。米国向け製品販売価格は前年から20%ほど上昇すると推察します。

 

・ノルウェー

バレンツ海、ノルウェー側(漁獲枠12,336トン)は政府によって新たな基準が設定されて1隻当たりの生産量が昨対半減の約240トンまで制限されたことから米国での販売価格が高い大型サイズを狙って漁が進行中。対日向けは、米国の相互関税の影響で若干安価なオファーがあるもののロシア産よりも高い様子です。

 

〇タラバガニ

ロシア産バレンツ海産の搬入が少しずつ始まりましたが、まとまった数量の見込みはありません。

徐々にエアーブラストでの生産も開始され、品質の心配が軽減されたことにより扱い量に期待が持てるので相場は徐々に回復すると推察します。

ノルウェー産は、5月より新漁が再開の見込みですが、当面現在の相場が維持されると推察します。

 

〇樺太ししゃも

・原料状況

低卵率の安手の玉は掃けましたが、その他は大口の成約には至っておらずバルセロナの展示会を経て動きが見えてくると予想します。

 

・製品状況

先月同様に新物の海外からの製品搬入は7-8月、国内への原料搬入も早くて5月頃から始まる上、現在の原料から計算するとバルクで200円ほどの値上がりが見込まれるため先月と変わらず各社売り絞りが続いております。国内在庫も引き続き少ない状況が続きます。

 

〇鯖

・大西洋

先月同様にヨーロッパ現地には多少の在庫が残っていますが、問題無く売り切れる数量で今後も値段が下がる事は無く横ばいで推移すると予想、一方で国内の在庫は荷動き低調ですが今年は大減枠ですので下がる局面は今のところ無さそうです。

 

各社、2025年新物原料に合わせた値上げを行っていますが未だその価格には達しておらず慎重な段階値上げを行っている状況です。今後の動きに注視が必要です。

 

〇鮭鱒類

・銀鮭

4月になり、各社の決算後の荷動きですが引き続き弱い状況です。輸入統計でも、ドレス原料は110%以上という結果であり、高値玉も含め、在庫過剰な状況で、相場は3月に続き横這いから若干の弱い状況です。トリム製品は逆に国内在庫が薄く、輸入統計も100%以下となっており、若干の高値の推移ヲしております。国内の養殖銀鮭はチリ産銀鮭の過剰感もあり、相場はチリ銀鮭と同等の価格にて推移しており、サイズも小型ということもあり販売は緩やかなスタートです。チリの銀鮭2025-2026年の新物に関しては現地は生産コストを提示し、昨年と同単価スタートを希望していますが、国内インポータントも契約は難航する予想です。

 

・トラウトサーモン

3月、相変わらず搬入量は少ないが、市況は銀鮭トリムCへの仕様変更展開となっており、引き続き横ばいの相場となります。4月にまとまって国内への搬入がありますが、他魚種値上げ状況の為相場は横ばいとなりそうです。トリムEに関しましても荷物は潤沢にありますが、為替状況などから相場下げる要因が無く、堅調な状況となります。

 

〇うなぎ

ロストラータ種、ジャポニカ種共に潤沢に池入れされており、中国の旧正月明けの製造、搬入される貨物に関しましては、相場が下落する予想となっております。4月に入り各社価格を大きく下げてきております。ただ、下げ相場感からも余剰貨物を搬入することを避けている為、特にロストラータ種に関しては数量はそこまで多くありません。価格に関しては下げておりますが、サイズやタイミングによっては欠品の可能性もありますので、7月の最盛期に向けた必要数量は最低限の確保をお勧め致します。

日本国内の相場も活鰻に関しては出荷順調で、相場下げてくる予想です。

 

〇サワラ・サゴシ

・中国サゴシ

====2025年原料状況===

新物原料水揚げは年内で終了しました。

水揚数量は少なめで、太刀魚・黄グチなど他の近海魚が少ないため浜値は上げ基調になりました。

 

・韓国原料

====2025年原料状況===

サワラ・サゴシとも前年並みの漁模様でスタートしましたが、サゴシは11月以降に不漁化したため

大幅減産の状況になっており、サゴシの原料価格は尻上がりに上昇しました。

今シーズンはサワラ・サゴシとも中心サイズが小さく、サゴシが600-700g主体、サワラは1.5-2.5㎏が多い状態です。

3㎏UPの大型原料は少なく、ベトナム内販向け需要が強いため今後は品薄になってくると予想されます。

 

・日本産

サワラ・サゴシとも水揚げ少なく大半が鮮魚出荷される状態が続きました。

水揚げシーズンほぼ終了しましたが、現在までまとまった数量は見られませんでした。

 

・サワラ・サゴシ製品

現在、国内市況は横這いで推移しております。

但し、円安のためコストUPしており、価格は徐々に締まってくる見込みです。

 

〇キス

春需要につき各サイズ出荷よく最需要期前、小型サイズの引き合い強くなってきています。      ベトナム他産地より各サイズ価格上昇中、注意必要です。

漁獲アソート

15~25尾 70%(内20尾が約50%程度)

30~40尾 30%

50尾 ほぼなし

 

〇アサリ

先月報の通り新物が本格的に生産開始するのは5-6月頃からとなりますが、今の情報では先月報の通り順調に生育している様子です。為替の影響で3月搬入分よりコストが多少上がってきておりますが、新物状況がハッキリする6月までは相場横ばい予想です。

 

〇パンガシウス

先月報と同様に養殖数量減少より、現地横ばい~強含みの状況が続いております。しかし、マダラ、スケソウ、他白身魚が軒並み高騰しているのを考えると安価であるため、引き続き日本国内での取り扱いは増加となると予想されます。価格として160円/$近い為替より各社徐々に値上げとなると思われます。

 

〇いか(中国産)

アメリカオオアカイカ(ペルーイカ)については、先月から大きな状況変化は見られていませんが、現地原料相場に若干の反転が見られたことを受け、国内相場もわずかに強含みの動きとなっています。一方で、流通している原料は引き続き大型サイズが中心であり、用途面での制約から実需の広がりは限定的であるため、製品価格への影響は軽微に留まっています。ペルー・チリ・中国における原料在庫は依然として高水準で推移しており、安価なオファーも継続して見られることから、当面は大きな上昇には至らず、横ばいを基調とした中でやや強含みの展開が見込まれます。

スルメイカ・マツイカについては、状況に変化が見られ始めています。マツイカは春節明け以降も原料供給の回復が見られず、中国からの製品オファーも減少傾向にあります。その影響から国内在庫は逼迫しており、特に夏場の需要期を前に出荷が増加していることも重なり、業務用で主力となる40尾~70尾サイズについては欠品が見られる商社も散見されます。

また、マツイカの品薄を背景にスルメイカへの引き合いも強まっており、これまでマツイカよりも割安であったスルメイカの価格についても、足元では徐々に上昇基調に転じています。全体としてイカ類の需給は引き締まりつつあり、今後の相場は上昇圧力がかかりやすい局面に入ってきていると考えられます。

日本国内のイカマーケットについては、一昨年の価格高騰以降の需要縮小の影響が依然として残るものの、足元では一部で引き合いの回復も見られ始めています。加えて、他魚種の価格上昇が続く中で、イカ製品の相対的な位置付けにも変化が出てきており、用途によっては代替商材としての採用余地も広がりつつあります。

今後は、マツイカの供給動向および中国側のオファー状況、ならびにスルメイカへの需要シフトの進展が相場形成の鍵となる見込みであり、需給バランスの変化を注視していく必要があります。

 

〇冷凍野菜

山東省では天候も平年並みに推移した事で葉物類は順調な収穫、生産へと進んでいます。

懸念事項、きぬさや、スナップエンドウについて。安徽省、浙江省、江蘇省と各産地で収穫が開始となりました。しかし各省では例年より低温、連日の降雨が重なり生産量が上がってきていません。気温が上昇すると、早々に肥大化する点や虫害が増える点から絶対量確保へ不安が続く状況です。5月上期の結果により年間コストが見えてきますので、引き続き注意が必要です。

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