2023年5月号 | ![]() |
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毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。
商品情報2023年5月号をお届けします。
TOPICS!!
★ 統合型リゾート(IR) 2029年開業予定で正式決定へ。経済の活性化へ期待!
★ イオン、いなげやを連結子会社化、「1兆円のSMグループ」を目指す。
★ 技能実習制度見直しへ、労働環境の改善で労働不足の解消を狙う。
〇ブリ はまち
浜値K1150円前後で推移。2年魚の出荷が本格的に始まり、こちらはK1050~1100円。
産卵期につき脂薄く出荷少ないのでまだ相場固まっておらず、今後の相場動向は不透明。
〇カンパチ
浜値K1250円と先月と比較して200~300円の下げ。
脂が薄く、売れ行きが悪い。
ブリ同様今後の相場動向は不透明。
〇真鯛
各産地2Kgアップの大鯛は出切り、生産者強気で浜値K900~と上げ傾向。
桜鯛シーズン終了後の相場動向に注目。
〇ズワイガニ
3月末から始まったカナダ産ズワイガニ漁、Gulf地区(12、19地区)から始まり魚価CAD$2.40-、
16地区ではCAD$3.10-で行われています。4月上期から着漁予定のニューファンドランド地区では、
政府が提示するCAD$2.20-を不服に魚価の価格交渉が難航し漁の開始が遅れています。それに伴い停止
期間の生産に関する補償、流氷問題、クジラ問題等で漁の開始までには、更に時間が掛かりそうです。
最大の顧客である米国は、高コストの米国在庫に加え、高金利の為新物の買付には消極的で静観してい
る様子が伺えます。
ロシアズワイ、オホーツク海で4月10日から始まりました。活生産が主体となる見込みで、冷凍品の生
産は限定的な様子で生産者が今後の動向に注視します。
1月1日にOPENしたノルウエーズワイガニ、3月末で漁獲枠を取り切りcloseしましたが、マーケッ
トがシュリンクしていることから、生産者は製品の拡販に注力しています。
相場、最大の生産国のカナダ産の動向が今後の課題で、当分の相場は現状維持横ばいで推移すると推察
します。
*CAD $ = 97-100円(4月)
〇タラバガニ
ロシアタラバガニ、オホーツク海・バレンツ海共に生産及び大きな搬入はありません。
ノルウェータラバガニ、春漁生産分の引き合いは無く、8月以降の本生産に期待されます。
DAPスケソウH&Gについては、昨シーズンより価格修正入ってはいるものの、加工賃、資材費等の
付帯経費増、為替の影響から今後の製品価格にどこまで影響するか注意したいところです。
国内市況としては、一部企業の決算絡みの在庫調整売りなどから安価なオファーがあったものの、現
時点では沈静化し、相場、市況は安定しているものと思われます。
一方、中国在庫の原料(ロシア?アメリカ?)は相応数あるものと思われます。
現地工場の原料の現金化が進む場合、また違った相場の動きも懸念されるため、こちらの動向にも注意
が必要です。
国産鯖の水揚げは変わらず低調なため、大西洋鯖の引き合いは強い状況です。
変わらず日本以外の国からの引き合いも強くこのまま強含みにて推移していくと予想します。
製品に関しましては安手の製品が散見されるため、新物相場まで上がり切っていません。
先月に引き続き製品に全体に特に不足感はないため、このまま横ばいにて推移すると考えられます。
国産鯖については変わらず漁模様が良くなく各地域、ほとんど纏まった水揚げがございません。
加工原料、缶詰原料ともにメーカー各社原料手当出来ないままシーズン終了を迎えることになりそうで
す。
〇チリ銀鮭
4月に入り、更に相場価格が上がり原料が出辛くなっております。4/6、6/9サイズは品薄が続いてお
り、価格も1割以上高くなっている状況です。バルセロナ展示会を経てGW明けからの荷動きに注意が
必要です。
〇トラウトサーモン
銀鮭のトリム製品流通が増えている為、トラウト製品の荷動きが悪いですが、チリの現地価格の上昇
により相場若干強くなってきております。ノルウェー産、トルコ産も引き続き現地価格は高いようです。
〇アトランティックサーモン
トラウトと同じく、ノルウェー産、チリ産が現地高騰しております。国内相場も若干強くなってきて
おり、フレッシュの高騰も併せて引き合いが強くなっていると思われます。ノルウェーの追加課税の件
も含め、今後は更に相場が強くなる模様です。
〇中国産
4月に入り、シラスの水揚げ数量が増えてきています。約200~300kg/日の水揚げが続いており、池
入れ数量に関して、昨年と同数量は確保できそうです。しかしながら高値にて製品が流通しており、日
本国内の需要がどこまでついてくるかが心配です。
〇国産
中国のシラスが獲れている事もあり、池入れ数は昨年並みになってきています。しかし後半戦での池
入れなので、愛知の三河地区の新仔は土用の丑の日には大方間に合わない様子です。ヒネ仔を上手く出
荷しながら活鰻は進めていくと思われます。冷凍蒲焼は高騰しておりますが、高すぎるのか、契約まで
には至らない様子です。
(サバ) 4月水揚げ660mt
<各サイズ相場>
200~300g 630mt 浜値K130~K80円(缶詰・餌)
150~200g 30mt 浜値K93~K83円(餌)
卵白子多く、相場下降ぎみ。
(ゴマサバ)4月水揚げ数量135mt
<各サイズ相場>
500~550g 100mt 浜値K140~K112円 (缶詰・餌)
250~350g 35mt 浜値K110~K88円(餌)
相場落ち着いてきている。
(アジ) 4月水揚げ 350mt
対馬漁場数量が増えていき、脂感も良くなってきております。
・西沖・対馬漁場 270mt
<各サイズ相場 >
300~600g 30mt k250-220円(鮮魚・冷凍フライ用)
200~300g 90mt k600-300円(鮮魚・冷凍)
150~200g 90mt k600-300円(鮮魚・冷凍)
100~150g 30mt k390-250円(鮮魚・生切り)
70~100g 30mt k250-210円(生切り)
・東海漁場 80mt ・鮮度悪く、身脂無し
<各サイズ相場 >
200~300g 60mt k300-250円(鮮魚)
150~200g 20mt k280-240円(鮮魚)
(ブリ) 4月水揚げ 2600mt
4月入荷多く、1日/5,000~30,000本の水揚げあり、
7-10K物が主体で、月末になるにつれ魚体が細くなってきており・身脂も薄くなっている。
K240円からスタートし、現状K200~180円。
生切り及び、輸出用ラウンド凍結により、相場がなかなか下がらない状況が続いている。
(ツバス) 4月水揚げ60mt
1.3K物 浜値約K280~K230円(鮮魚・冷凍)
(底曳き 長崎)
・レンコ鯛 週3~4回 日/10-20mtの水揚げ
300~500g 浜値K500~K400(鮮魚)
200~300g 浜値K380~K280円(鮮魚・加工)
・真鯛 日/4~5mtの水揚げ
800g~1.5K 浜値K1000~K800円(鮮魚)
500~800g 浜値K800~K600円(鮮魚)
〇さわらフィレ
大型サイズは、入荷数量・価格ともに安定しています。
中・小型サイズは、不漁だったため入荷数量が減少しています。
〇中国さごし
大幅な不漁だったため、搬入減となり高値の状態が継続しています。
〇韓国さわら
大型サイズは好漁だったものの、小型サゴシは中国同様に不漁でした。
〇日本産
各産地とも水揚げが少なく、鮮魚出荷となっています。
冷凍野菜の相場については、菜の花が天候不良により不作。アスパラは一度不作になると数年間不作が
続く作物であることから、今年度も不作となりました。
これから夏にかけて豆類、ニンニクの芽等、年一作の作物の収穫状況が判明してくるため、今後の動向
に注目が集まります。
イカ枠の不足からスルメツボ抜き製品(特に大型)については3月から品薄が続いており、
輸入価格は変わらないものの国内の相場は一時的に高値となりました。
4月に入って新規のイカ枠が発行されたため、今後は値段、在庫も落ち着いていくと予想します。
アカイカにつきましては、輸入価格は横ばいですが、国内在庫過多によりロール関係は売れ行きの悪さ
から値下げする商社も散見されます。なお、アカイカ加工品や特注品については加工賃や燃油代の高騰
から高値での提示が多く、強含み相場になっております。
春の需要期より国内荷動き良くなってきております。
今期春漁は、指定漁獲区域外の養殖場を国が管轄されている事から、養殖エリアが狭まる事から、過密
養殖となり、大きく成長する見込みが薄い状況となっております。
(現状での殻付き規格で中心アソート51-60粒/500g以下)
また、今期の中国内販向け需要復活もあり、価格高騰する予想です。
現地オファー価格帯はGW以降からと予想され、今後の漁獲に期待です。
各種指数の推移