水産マンスリーレポート

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2022年9月号

商品情報

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。
商品情報2022年9月号をお届けします。

                TOPICS!!!

★ 帰国時の現地PCRが不要に!海外出張の本格復活なるか?
★ 無人コンビニが実用化段階に。人不足の救世主になり得るのか?
★ 大手くら寿司がついに値上げを検討中。価格の優等生も異常なコスト上昇にやむを得ず。

養殖魚

〇ブリ・ハマチ
引き続き出荷対象魚の2年魚が九州・四国の各産地ほぼフリー在庫無しの状況です。現在の浜値は先月
の@1200~@1300/kと過去最高値を更に上げて@1400~となっている産地も出てきております。サイ
ズは3.5~4.5K。一部換金売りで出荷している生産者も見受けらます。

〇カンパチ
ブリの更なる高値を受けて先月の浜値@1300~1400/kから@1450~@1550/kに推移しております。

〇真鯛
先月同様真鯛の在池量は潤沢。2kg前後の大型主体、浜値@800~@900/k高値で推移しています。

カ ニ

〇ズワイガニ
来シーズンに向けたアラスカ産の動向ですが、今夏アラスカ沖で行われたアメリカ産タラバガニ・ズワ
イガニの漁獲枠を決定する為の試験操業の結果、OPENは厳しい状況にあるとの海洋学者の見解がマス
コミで掲載され業界を騒がせています(OFFICIALは9月末日以降)。昨シーズン、タラバガニは禁漁、
ズワイガニは2020年対比約87%減(2,286t)と厳しい状況となっただけに今後の展開に注視が必要で
す。カナダズワイ、ニューファンドランド・ガルフ地区ともにほぼ満枠(95,694t)を獲りきりシーズ
ンを終了しました。シーズンの走りは入用買いで好調であった相場、一巡して日米ともに様子見で積極
的な買付は無かった為在庫が停滞しており今後の動きに注視が必要と思われます。ロシアズワイ、大量
生産する船主のオークションが5月から始まりました。現在も継続され6回目まで進んでいますが1回
目から大きな入札価格の修正は無くコンスタントな様子で進んでいます。今後も搬入は続きますが価格
も然る事乍ら品質に注視が必要と思われます。ノルウエーは既に6月に昨対110%で満枠クローズ。カ
ナダは枠の90%、ロシアは約60%を消化、各産地順調な漁模様となっています。しかしながらマーケッ
トは昨年と一転、高値を牽引していたUSAマーケットが在庫過多でトーンダウンしておりズワイガニ相
場全体が軟調な展開となっています。今後はUSAの禁輸措置の影響で行き場を失ったロシアずわいの動
向が注目されます。値ごろから中国の引き合いが活発になりつつあるようですがトレンドとしては先安
観から下落傾向の弱含みで推移すると予想します。

〇タラバガニ
前述のようにアラスカ産の供給は今年も厳しい状況が伺えます。一方ロシア産については、引き続きオ
ホーツク海・バレンツ海で漁が計画されており安定供給が見込めそうです。加えてノルウェー産におい
ては厳格な管理下でクオータが守られており今期も2,850tの漁獲枠で推移される様子ですが、品質と価
格に注視が必要と思われます。今後の相場、米国・欧州・日本とロシア産水産物禁輸や規制により、行
き場を無くした貨物の相場動向にも合わせて注視が大事です。

サンマ

令和4年9月 サンマ情報

2022年台湾船サンマ漁獲状況

【台湾サンマ船 第14週目水揚げ情報】
※昨年同期対比 57隻操業 6,814,631Kg 昨対70.3%
※1号で140~150g、2号で110~120g中心のサイズとなります

【国内棒受け網船状況】
8月18日 国内棒受け網小型船による初水揚げ
1隻のみ100g以下の小型サンマ中心で尚且つ水揚げ量は約280Kgとわずかながら浜値は50,000円/K
とご祝儀相場。

8月23日 同じく中型船による操業の初水揚げ
9隻4.4tの1隻あたり500Kg未満と出足不調。同日時点で100t超の大型船は出漁中ながら、同じく一
晩操業では満足のいく水揚げは行えておらず、昨シーズン同様数日間にわたる操業を行ったのちの帰港
となる模様。

現在8月下旬時点では、台湾船・日本船共に、日本のEEZ境界線近辺の公海上で操業しており、水揚げ
内容も同じくサイズ小型化と水揚げ量減少という内容。今後漁獲内容の向上については、更に東の外洋
から来遊する魚群に期待を寄せるしかない状況とはいえ、今期調査内容からは2区より来遊の群れは、
当歳魚主体とされている。

各種切り身製品

魚種にもよりますが、大連地区からの搬入も再開したため、ある程度潤沢となっておりますが、
変わらず稼働率は低いことや、コロナ検疫による原料の滞留は引き続き発生しているようであり、今後
の動向には引き続き注意したいところです。

〇スケソウダラ
焦点であったロシア原料については、中国での通関実績出ており、スケソウダラ市況への影響は少ない
ことと予想されます。そのため、アメリカ原料については引き続き相場横ばいで推移することと思われ
ます。輸出統計を見る限り、各国ロシア原料の実績は出ており、当初懸念されていたロシア原料の滞留
は現状回復傾向と想像されます。日本の製品市況については、横ばいで推移しておりますが、その他白
身魚、特に競合するホキについては急騰しており、今後の展開でもう一段の相場上昇も想定されます。

〇赤魚
新物原料高から各社製品価格の改定を進めており、第一段階は終了したものと思われます。今後もう一
段階の値上げが予想されますが、アメリカ産以外の産地の動向にも注意し、市況を見ていきたく思いま
す。製品の搬入については、小型サイズの製品は原料アソートの関係から少なく、価格改定後も引き合
いが強いと思われます。その他サイズについても実需ベースでの消化は進んでいると感じられます。

〇秋鮭
アメリカ原料の高値オファー、ロシアの一部地域は昨対減ですが、これから本格シーズン入りする地域
もあり、今後の漁に注意したく思います。一方、日本について各社不漁見込となっており、アメリカ原
料高、ロシア原料不透明、日本不漁見込と、不漁、高値オファーは現実的であり国内市況大変締まって
きております。

中国アサリ

相変わらず漁模様が芳しくない中、中国国内向け活出荷需要は変わらず強く日本向け供給は引き続き不
足傾向が続いています。インポーター各社欠品、小型へのサイズ変更を余儀なくされており、今後も玉
不足の状況は続きそうです。

ノルウェーサバ原料/大西洋サバ製品

8月中旬より1万mtレベルでの水揚げが開始されました。平均サイズは370-380gと昨年に比べ小型、
全サイズ昨年よりも高い値段で推移しております。加えて、まだ品質も疎らですので日本側の大きな動
きは見られません。一方国内の原料在庫は少ない上、現地の高値を受けて引き合いが一層強くなってお
ります。製品に関しては先月同様円安によるコストアップが影響し各社値上げに動いています。新物原
料が高値見込みの中、更に値上げの必要がありますがどこまでマーケットがついてこれるのか、注意が
必要です。

イワシ原料/製品

変わらずイワシ原料は50g主体となっておりますが、各地域の水揚げ量減ってきており餌料向けの引き
合いをメインに価格が高騰しております。製品原料のメインサイズである100g+の水揚げは変わらずみ
られないため、製品のショート感は益々強くなってくるものと予想されます。

鮭鱒類

〇チリ銀鮭
新物搬入が開始された。国内消化状況悪いにも関わらず先物価格は高値張り付きのまま。逆にこの後の
国内秋鮭漁次第では、現在やや弱含みの国内相場も再度反転が懸念されます。

〇トラウトサーモン
チリ、ノルウエー産は相変わらず少なく日本以外からの強い引き合いから高値続いている。各社トルコ
産の買付を進めているが、現在の品薄感が年末まで続くのは確定的な状況です。

〇アトランティックサーモン
欧米諸国への納品がひと段落した影響か相場は落ち着きを見せてきている。しかし年末向けにノルウエ
ー、チリ共にフレッシュ相場は堅調。一方で冷凍物についてはこの後の相場変動に注意必要

〇紅鮭
アラスカ: 昨年の約1.5倍の漁獲量となったものの米国内消費順調なため安値オファーは期待薄
ロシア : 漁獲量は昨年並み予想+安値。一方でロシア水産品の取り扱いには各社慎重な状況です。

ウナギ

〇中国産
土用丑後の消費は少なく、中国にも2020年池入れの在鰻が多い。にもかかわらず中国側提示は高く各社
追加オーダーまで至っていない状況。
〇国産
土用丑では大型中心の販売となった。中型サイズは末端、メーカー共にかなりの在庫量になっている様
子。ただし相場は高値張り付きのまま、今後も実需ベースで消化されていく見通し。

九州前浜原料

〇ギリサバ(真サバの大型サイズをこう呼びます)
450~700gサイズが対馬漁場で漁獲、水揚げ中。一日100mt程度 身質が全体的に弱めで身割れ多く、
また餌食いもありますが、鯖原料が前提的に少ないなかで各業者買付進めています。鮮魚、海外加工用
原料用(冷凍)、缶詰用(冷凍)

〇ブリ
3-5kサイズ獲れていますが、一日の水揚げ25mt程度と多くなく全て鮮魚流通となっています。
サイズによって浜値@300~150/k

〇アジ
西沖漁場物が一日100~300mt水揚げ続いています。100~150gサイズ 鮮魚向け引き合い強く浜値@
400~300/kで推移していますが脂は全くありません。刺身で食べて良し、でも干物にするとまずい魚で
す。
〇長崎市場底引き網情報
各船例年通りドッグでの修理を終え8/4から漁再開しています。現在の水揚げはレンコ鯛、真鯛等
の赤物主体。浜値レンコ@500~400/k、真鯛@700~400/kで鮮魚流通されています。

サワラ類

さわらフィレ: 円安の影響を受け値上がりしています。新規入荷は引き続き少ない状況です。
中国さごし: 中国国内での消費が活発化しています。前シーズン原料が完売しており、10月の新物相場
への影響が懸念されます。
韓国産: 原料の現地フリー在庫は払拭し契約済製品のみ入荷中。
日本産: 散発的に少量水揚げあるものの鮮魚出荷主体。

冷凍野菜(中国)

冷凍野菜は全体的に先月と比較して横ばいの商品が殆どです。
国内の荷動きについては、各社値上げがあるものの、肉や魚と比較すると低価格なため引き合いは強い
状態が続いています。
来月以降、秋作葉物野菜や里芋の価格が徐々に判明していきますが、天候や為替の影響で引き続き高値
が続く見通しです。

スルメイカ/アメリカオオアカイカ(中国)

8月上旬からスルメイカの漁が再開されましたが水揚げは少ない状況が続いています。
現時点では新物原料が出始めたばかりで新物価格の確定は9月以降になります。
8月末時点でのスルメ製品新規契約価格は$0.7/㎏程度値上がりしています。
為替も加味すると円価での製品コストは1000円/㎏を超えてくる計算になります。
アメリカオオアカイカについても紫イカの高値から引き合いが強くなっており、中国現地の在庫は逼迫
してきています。そのため、今後更なる値上がりが予想されます。

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