水産マンスリーレポート

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2022年8月号

商品情報

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。
商品情報2022年8月号をお届けします。

                TOPICS!!!

★ 過去最高値の養殖ブリに変わり天然ブリの引き合い急増中。お問い合わせは水研鹿児島後谷まで
★ 生鮮カツオ異例の不漁。昨対70%減の漁獲
★ 新型コロナ第7波到来 累計感染者1138万人に。JR九州ではコロナで在来線120本を運休
★ 魚種に養殖魚、かに、を追加しました!

 養殖魚

〇ブリ・ハマチ
出荷対象魚の2年魚が九州・四国の各産地ほぼフリー在庫無しの状況です。生産者は無理な出荷は行わ
ず、じっくり太らせ(6kg超)10月以降USA向けメインに販売行う計画を立てています。現在の浜値は@
1200~@1300/kと過去最高値で推移、USA向け販売が始まる秋口まで国内向け出物が少ない状況に変
化はなさそうです。

〇カンパチ
ブリほどではないですがこちらも在池量タイトな状況にあり、浜値@1300~1400/kで推移しています。
この後も堅調に推移するものと予想されます。

〇真鯛
一方で真鯛の在池量は潤沢。2kg前後の大型主体で国内では使いづらいのが一つの要因のようですが、
にもかかわらず浜値@800~@850/kの近年にない高値で推移しています。

  カ ニ

〇ズワイガニ
ノルウエーは既に6月に昨対110%で満枠クローズ。カナダは枠の90%、ロシアは約60%を消化、各産
地順調な漁模様となっています。しかしながらマーケットは昨年と一転、高値を牽引していたUSAマー
ケットが在庫過多でトーンダウンしておりズワイガニ相場全体が軟調な展開となっています。今後は
USAの禁輸措置の影響で行き場を失ったロシアずわいの動向が注目されます。値ごろから中国の引き合
いが活発になりつつあるようですが、トレンドとしては先安観から下落傾向の弱含みで推移すると予想
します。

〇タラバガニ
現在タラバガニを生産する産地はロシア、ノルウエーです。しかしズワイ同様USAのロシア産品に対す
る禁輸措置や、日本、EUによるロシアへの制裁措置で今後ロシア産が敬遠されることも考えられ、各産
地の相場動向に注意が必要です。

サンマ

〇日本船
7月14日 今期流し網において初水揚げも、船は一隻のみ、漁獲はわずか24尾の結果でした。平均111g/
尾 浜値62,000円/k
例年通りであれば7月末~8月初旬に水産庁より今シーズンのさんま長期漁海況予報が発表となります。

〇台湾船
7/17-23週計 46隻操業 564mt漁獲(今期計3380mt) 中心サイズ80~100g(約47%)

各種切り身製品

以前ほどの不足感はないものの引き続き搬入が不安定な状況が続いています。需要減、供給減といった
具合にバランスが取れている状態。中国供給メーカーの現状ですが、大連地区は工場再開したものの人
手不足、原料不足により供給率は依然低いまま。また山東省(青島の一部地区)での水不足は多少改善さ
れているようですが遼寧省の加工をかばーできるほどの稼働は出来ておらず。
〇赤魚
高値の新物原料待ち。今後製品市況、売れ行きに注意しながら買付、搬入して参ります。
〇白鮭
USA新物始まっておりますが具体的なオファーはなし。ベニ鮭豊漁のため安値を期待していたものの
今のところその兆候は見えません。期待薄ですが、この後の日本秋鮭漁を待つしかない状況です。

中国アサリ

メイン産地である丹東エリアでは、コロナ影響により未だ移動制限が続き生産に影響を及ぼしています。
むき身は若干入荷しているものの、殻付きは各社オーダーに生産が追い付いていない状況です。特に大
型サイズは漁獲が少なく今期は絶望的な状況。そのため国内在庫は品薄、今後の相場見通しも価格急騰
のため取り扱い自体が少なくなる可能性高いです。

ノルウェーサバ原料/大西洋サバ製品

先月と変わらずノルウエー現地は原料在庫薄く、日本国内の原料も少ない状態が続いており相場は強含
みで推移しております。また先月お伝えしておりました2022年ノルウエー枠は昨対微増となり
281,171mtが正式枠となりました。ノルウエーは中小型船が少量づつ水揚げしておりますが、本格的な
水揚げは8月初旬からになりそうです。製品に関しては先月同様、円安によるコストアップが影響し製
品相場は急騰しています。新物原料も高値見込みの中、この後も更に強含みの展開となりそうです。

イワシ原料/製品

先月同様イワシ原料は50g主体となっておりますが、水揚げ量減ってきており餌料向けの引き合いをメ
インに価格が高騰しております。業務用開き製品に適した100g+サイズの水揚げは変わらずみられませ
ん。そのためこの後製品のショート感は益々強くなってくるものと予想されます。

鮭鱒類

〇チリ銀鮭
9月に新物搬入を控えているが期待された価格修正は見えてこず。逆にアトラン、トラウトに引っ張ら
れる形で過去最高値を更新中の状態

〇トラウトサーモン
チリ、ノルウエー産は相変わらず少なく、日本以外からの強い引き合いから高値続いている。一方トル
コは日本への売り込みを強化中。今後のリスク分散要因となるか?

〇アトランティックサーモン
チリ産: 欧米、ブラジル向け販売が堅調に推移しており高値維持。円安もあり日本側は敬遠気味
ノルウエー産: ISA発生被害が大きかったことに加え低水温で水揚げ多くなく大幅減少見込み→ 原料
相場高騰。またロシア上空迂回が生鮮アトランのコストアップにつながっています。

〇紅鮭
アラスカ: 豊漁だが米国内の消化が順調につき安値オファーは期待出来ず。
ロシア: 日本側の買付スタンスがはっきりしないが、行き場なくなれば今後鮭鱒販売の主になる可能性も。

ウナギ

〇中国産
今期はAJ種シラスが42mt、AR種が30mtの池入れとなった。AJはまずまず、ARは昨期の倍。量だけ
みれば来年は安値予想も聞かれるが一方で中国内需が進んでおりその消化具合次第。2年前の池入れシ
ラスがここにきて順次製品化されており今年は大型サイズ中心の在庫構成となる見込み。

〇国産
最終池入れは15mtほどとなった。現在も高値安定しておりEC販売が順調。活鰻も外食、量販共に引き
合いは変わらず強い。

・7/23土用の丑
売り場は国産小型(80尾)の中心の展開になりそう。売値@1980/尾と@2000をぎりぎり超えない戦略

九州前浜原料

〇マアジ
7月東海漁場漁が激減となりました。質も悪く特に後半は水揚げなし。対馬漁場は細々とした水揚げが
続いておりますが、冷凍に回るほどの数量はなく生切り(寿司ネタ向け)業者主体の買付となっています。

〇ローソクサバ
サイズは300-500g主体で先月と変わらずですが、浜値@100~120/k前後と更に上げ相場です。養殖餌
料、缶詰原料としての引き合いに加え、全てが高値の輸入加工原料の代替え需要が発生しているように
見られます。

〇ブリ
この時期のブリは脂の乗りが良くありませんが、養殖ブリの代替えとして今後引き合いが出る可能性あ
り。浜値@130~@160/k

〇九州産地ダコ
7月は水揚げ少なくなりましたが、浜値は@1,700-1,650/kで変わらず推移中。

サワラ類

さわらフィレ: 円安の影響を受け値上がりしています。新規入荷は引き続き少ない状況です。
中国さごし: 中国国内での消費が活発化しています。輸入魚種よりも中国国内産を選択する傾向があり、
そのことが影響している形です。10月から開始となる新物相場への影響が懸念されます。
韓国産: 原料の現物在庫は払拭し契約済製品のみ入荷中。
日本産: 漁は散発的で鮮魚出荷主体。

冷凍野菜(中国)

揚げナス、じゃがいも、枝豆、オクラ等新物価格が判明してきている。
直近で原料価格が判明したものは以下の通り。
値上がり…アスパラ、インゲン、枝豆
値下がり…揚げナス、オクラ、葉物野菜(小松菜、ほうれん草、春菊等)
現状維持…じゃがいも

なお、為替の影響もあり製品価格は横ばい、またはやや上げになる商品が多い。また、国内では葉物野
菜の値下げを行う商社が散見されており、一部商材については一旦相場が落ち着く見通しもある。

スルメイカ/アメリカオオアカイカ(中国)

スルメイカについて、先月と同様価格は強含み傾向。新物価格が8月から9月にかけて判明するため、
新物価格待ち。赤いかについては、コロナ禍で実施された輸入制限のためペルー産原料の入荷が無く、
今年4月中旬ごろから原料相場は上がり続けている。安価な原料は底をついてきており、製品価格もド
ル価で10%ほど値上がりしている。一方で国内在庫は各社比較的潤沢にあり現状欠品等の可能性は低い。

天然殻付海老

W(ホワイト)はインドネシアからのオファーが先月まで少なく、インドもVa(バナメイ)含め限定的な
オファー。特にVaは価格下げ止まり感あり、小型含め相場上昇傾向。燃料代高騰から安易に船が出せず
全体量が少なかった印象。今月からFLW(フラワー)も獲れだすということで積極的に出漁。お盆、年末
商戦も始まり、業務筋も復活傾向にあるため特に大型(16/20以上)は引き合い強まる見込み。小型に
関してはVaの相場が影響してくるため現地水揚げ、中国動向注視。
国内マーケットとしてはコロナ政策緩和から盛り上がりを見せ、為替による高値にも付いていっている
印象。高値商材であるST(シータイガー)尾数建てもアッパーなホテル等への荷動きを見せており、今
後為替とともに価格上がるが、高級商材であり希少性の高い天然大型といえど、どこまでついてこられ
るか注視が必要。

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