水産マンスリーレポート

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2022年1月号

商品情報

新年明けましておめでとうございます。
この2年間は新型コロナウイルスに翻弄され、現在も新たなオミクロン株によって、感染者が増加しております。
しかしながら、今年こそは新型コロナウイルスとの戦争に終止符を打ち、経済活動を軌道に戻したいものです。
商品情報2022年1月号をお届けします。

ノルウェーサバ

11月中旬でノルウェーサバの秋漁は設定された枠に大きく届かず終了しました。全体的に値段が高く、
良品も多くないシーズンとなりました。一方で、原料の需要は高く現地在庫は底払い状況です。
製品状況については、外地加工がコロナの影響でほとんど機能しておらず製品の不足・欠品が顕著にな
っております。今後もしばらくは、強含みで推移すると思われます。

国産サバ

各地域で水揚げが少しずつ始まっており、中心サイズは2-400gです。
加工用、缶詰用の引き合いが強く高値での推移が続いております。年明けも暫くは強含みにて推移する
と思われます。

サワラ

春需要にむけた引合いが活発化しています。但し、外地加工製品の搬入減少により国内は在庫不足が顕
著になっています。価格面では、円安による原価上昇に加え、新物買付価格も徐々に値上がりしてきま
した。
中国サゴシは、例年並みの水揚量ながら中国内販の強含みにより日本向け製品出荷は減少する見込みで
す。
韓国では、水揚げ不調が継続しています。寒サワラの操業は1月末まで続きますが、大幅減産となる可
能性が濃くなってきました。
国内水揚げは、日本海定置に少量ながら入網し、鮮魚出荷主体ながら一部は凍結に回っています。

アジ

12月上旬は西沖主体に漁獲ありました。
60-70本/15㎏主体で鮮魚出荷の他、100本/15㎏は生切り(刺身用)として流通しました。冷凍原料(干
物)での流通はほとんどありません。
12月中下旬からはゴマサバに変わった為、アジの漁獲はほぼ無くなりました。

サンマ

12月10日に三陸でサンマ水揚げを行った大型棒受け網船の一部は、再度操業に向け出港したものの、
漁場でのサンマ魚群を発見する事は出来ず、このまま今期のサンマ漁は終漁となりました。11月末時点
での全さんま公表の水揚げ集計値は、17,899トンと過去最悪であった昨シーズンの65%程度となり、12
月に入っての水揚げも僅か380トン程度しか無いとされ、過去最悪を更新することになりました。水揚
げ総数量も2万トン割れが確実となっています。
水産庁からはサンマ・スルメイカ・サケの記録的不漁の主原因は、地球温暖化とする報告書があります。
報告書では、温暖化による影響で海水温や海流が従来とは変化しており、稚魚が成育しにくくなった事
や、産卵場が索餌に困難な沖合域に移行していると説明されています。この3魚種は近年漁獲量が激減
し、いずれも過去最低水準でしたが、この不漁が長期的に続く可能性もあると指摘されています。

スケソウダラ

2022年ベーリング海のTACは想定通りの大幅減枠となりました。(19%減)
ロシアについては中国向け激減のため、ロシア国内や釜山での在庫など対策をしていたものの、原料の
大幅な消化にはつながっていない様子です。輸出先としてメインの中国については、検疫強化のため、
月間4万トンからさらに減少するとの見方もあります。
製品市況については、大連の半ロックダウンにより、日本国内のスケソウダラ製品はほぼ一掃され、旧
正月前のまとまった搬入が難しそうです。
もともと原料高、コストアップから製品相場は強含みで推移しておりましたが、製品薄の影響から相場
が一気に高騰しております。
ロシア原料の搬入減、ベーリング海の減枠、加工コストアップ等から、旧正月明けの相場帯に注意が必
要です。

ズワイガニ

米国産、クリスマス特需で相場は高騰を続けています。年明け早々OPENとなる米国(アラスカ沖)ズ
ワイガニ漁の来シーズンの漁獲枠は、公式コメントでは昨年対比88%減の約2,540トンと既報の生物学
的許容漁獲量5,600トンを大きく割り込む漁獲枠となっています。そのため価格が気になるところです
が、価格の決定はシーズン開始以降になるとの情報です。
カナダ産、2022年度3月13日に催しされるNorth America Seafood show(Boston Seafood show)での
進展に注視が必要です。
ロシア産、2022年度漁獲枠はオホーツク海30,153トン、バレンツ海15,900トンと発表がありました。
日本国内在庫、原料は高値で推移すると予測します。例年、韓国釜山に滞留する在庫がありますが、今
年はアメリカでの物流が滞る状況を横目に、ロシア船主がチャーター船を用意してアメリカ向けに順調
に輸出がされており、相場の下落に影響するような場面には無いようです。
ノルウェー産、ズワイガニ漁の来シーズンの漁獲の発表があり、6,750トンと昨対12.5%増となりまし
た。計画では、1月1日からOPENの予定です。現段階で引き合いは強く、アラスカに次いで早期の供
給が可能なことから、相場に影響力を持つため今後に注視が必要と推察します。

タラバガニ

国内在庫は、引き続き品薄感が続いている状況に加えて、2021年米国(アラスカ産)の禁漁決定により
相場は高値で推移しました。また、9月解禁となったロシア産は、カムクリルの不漁から西カムチャッ
カに移動し順調な漁模様でしたが、米国主体に販売されています。ノルウェー産漁獲枠の発表があり、
2,000トン(雄ガニ:1,845トン、雌ガニ:120トン、個人消化枠等35トン)でした。また、漁具の規
制が始まるため今後、小型サイズの搬入が減ると推察されます。

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