水産マンスリーレポート

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2021年12月号

商品情報

師走の足音が聞こえてまいりました。
先の寒波で北海道・東北地方の景色はすっかり冬化粧です。本格的な冬の到来です。
世界に目を向けるとコロナウイルスの新たな変異株『オミクロン株』が発見されました。
現在、詳しい解析をしているようですが、感染力や毒性が低いことを祈るばかりです。
商品情報2021年12月号をお届けします。

ノルウェーサバ

枠を少量残し秋シーズンは終了。原料価格は10月中旬から高値張り付き、最後まで下がる気配無く終了
いたしました。理由としましては、漁獲量に対して良品の減少、各国からの引き合いが強くパッカー間
の競争が激化したことが原因です。

また、海外の製品加工地では相変わらず生産制限を強いられており、中国は一部地域で再びロックダウ
ンが行われております。コンテナ不足の解消も目途立っておりません。日本国内への搬入量が一時的に
少なく、各商材強含みにて推移しております。

サワラ

年末年始及び春需要にむけた引合いが活発化しています。但し、外地加工製品の搬入減少によって品不
足が顕著になってきました。価格面では、円安による原価上昇に加え、新物製品も値上がりしています。

原料面では、新物の水揚げ時期に入っております。中国サゴシは例年並みの水揚量ながら、内販の強含
みにより、既に11月中旬から日本向け製品には合わない浜値になっており、結果的に搬入減になる見込
みです。韓国は水揚げ開始が遅くなり、前年同時期との比較で未だ40%以下の水揚量です。脂質等品質
面では安心感がありますが、今後の水揚げが失速すると大幅減産になります。国内水揚げは、数量は少
なめで鮮魚出荷が主体となっています。

鮭鱒類

〇銀鮭
コンテナ搬入の遅れにより、若干国内の取り扱いに混乱が生じています。12月には本邦搬入が始まるの
で若干落ち着くのではないかとの見方があります。ヒネ在庫が一部安く出回っていますが、新物価格は
高値にて維持されているので大幅な暴落は見られない予測。4/6サイズは相変わらず引き合いが強く、
まだ価格が上がる可能性もあります。

〇紅鮭
国内に搬入されている紅鮭は、小型中心にて定塩製品にされるサイズは近年では最高値になっておりま
す。売価の合わない販売先は紅鮭から銀鮭へのシフトも考えており、紅鮭のマーケットは大幅にシュリ
ンクするのではないかと予想されます。

〇トラウト
引き続き品薄感があります。生産量が昨年と比べて大幅に減少し、昨年同時期に比べドレス価格も1.3
倍ほどに高騰しております。トリム製品は、ほぼほぼ在庫無く、スライス製品などもコロナの影響で欠
品が相次いでいます。

〇アトランティックサーモン
フレッシュでのアメリカ向けが好調な為、引き続き現地水揚げが高値にて推移しています。年内は相場
が崩れることはなく、品薄状態は継続すると予想されます。

スケソウダラ

DAP Bシーズン終了しましたが、一部で満枠消化となりませんでした。来期については減枠予想、魚
体は小型中心の見込みとなっており、厳しいシーズンになりそうです。
製品については、中国からの製品搬入が大変タイトとなっており、国内相場高騰、品薄となっておりま
す。
ロシア原料の中国への輸出も限定的なこともあり、引き続きスケソウ製品の品薄感は続きそうです。

洋上生産分は満枠にて終了となりましたが、陸上とアラスカ湾は生産中。中国へのロシア物輸出が難航
しているため、アメリカ物へのオーダーも多く、陸上はスケソウ生産フル稼働の模様です。
難航しているロシア物の動向は、中国以外への販路は限定的であり、ロシア国内もしくは釜山での在庫
となっており、中国へは少量ながら輸出されている模様です(現行ペースで昨対70%前後か?)。
日本国内の市況は、上記のため一部品薄、原料高、製造コストUPのため、製品相場は強含みで推移中。

ズワイガニ

11月6日、日本海で解禁となった松葉ガニ・越前カニ漁、順調にスタートしました。
新型コロナの規制も徐々に緩和され、旅行業界や外食ルートでの引き合いも増加の傾向です。しかし、
日本海の初セリではご祝儀もありましたが昨年を下回る価格での落札となりました。
海外産地からの供給では、端境期で新たな搬入もないが、国内の引き合い増となりフリー在庫減で相
場は高値で推移しています。
今年末から年明けに掛けてOPENとなる米国(アラスカ沖)ズワイガニ漁、昨対88%減枠(約2,540MT)
が確定、また、1月1日からOPENとなるノルウェー産については、現時点で、既に、アメリカから注
文が入っている様子で消費が旺盛なため引き合いが強いことから、来春、OPENとなるロシア、カナダ
の各産地についても、日本国内の在庫薄が想定されており相場は強含みにて推移すると予測します。

タラバガニ

9月解禁となったロシア産タラバガニ漁、オホーツク海カムチャッカ、カムクリル共に漁模様は低調で
す。今期、米国アラスカ産タラバが禁漁である為消費が旺盛な米国が影響し高値で推移しております。
更に、一部のロシア船主からは、先物の提案が出てきており、引き続き、相場は強含みで最高値を更新
すると予測します。

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