水産マンスリーレポート

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2021年2月号

商品情報

新型コロナウイルスの発生から1年が経ちましたが、感染拡大、変異株の発見と予断を許さない状況が
続いています。しかし、ワクチンが出来つつあるという報道もあり、明るい兆しが見えてきました。
依然、厳しい状況ではありますが、一致団結して乗り越えていきましょう。
商品情報2021年2月号をお届けします。

国産サバ

小型中心で各地少量ずつ水揚げしております。しかし、未だ例年のようにまとまった水揚げは見られません。
依然、国内の需要高いため浜値は高値で推移しております。

ノルウェーサバ

年始から約65,000mtの漁獲をし、トロール漁法も終盤を迎えております。
メインサイズは3-500g中心。しかし新物アソートから、引き続き300-500gは強含み、400-600gは横ばい予想です。
第三国加工のフィーレ・切身製品は現状不足感無く順調な荷動きとなっております。

銀鮭

2月より銀鮭の搬入が本格化してきます。国内の在庫数量は低水準にてフリー玉が少なく、チリ現地からも強気の
委託価格の為、相場は上げ基調です。
銀鮭トリムCはコロナの影響で生産が更に減る見込みで、上げ相場となっております。

紅ザケ

漁獲不漁となり、昨年対比でロシア産は約65%、アメリカ産は約80%の漁獲量となっております。過去4年間で
最低の漁獲量となり、フリー玉も少ない状況です。

トラウト

年々、生産量が減っており、来期は8割程度との情報です。各社荷割りにて数量は少ない状況です。価格も若干
上げ相場にて推移しております。

アトランティックサーモン

現地から価格の上方修正が入り、アメリカ向けも価格上方修正との情報。生産量も、20年度と比べて10万トン
減産予定です。

サンマ

全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)が1月6日に公表した、2020年の全国のサンマ水揚げ量は前年比
27%減の2万9,566トンで、2年連続で過去最低の数値を更新した。北海道内では根室市の花咲港が11年連続で
水揚げ日本一とはなったが、前年比47%減の8,616トンにとどまった。厚岸港は5位で28%減の2,829トン、釧路港は
わずか151トンで88%の大幅減となった。一方、本州では大船渡(岩手)が3%減の6,238トン、女川(宮城)が11%増
の5,060トンで、道内との比較数値上では堅調であった。岩手・宮城2県の港の水揚げ総量は1万7,137トンで、道内
比較では147%の水揚げ量であった。
20万トン台獲れていた頃は水揚げが8,000~1万回あったが昨年は1,505回。近場の漁場では操業できず、1回
当たりの水揚げ数量自体も少なかった。

全さんま調べ水揚げ量・回数の推移8

近年続く不漁の最大要因は、日本近海の資源量が大きく減少した事とされている。サンマは夏季に千島列島の
南方域まで北上の後、日本寄り西側の魚群から順に日本近海の漁場に向け来遊するが、今年の漁期前調査
では東経175°より西側ではほとんど採集されず、資源量そのものが少なかった。資源量は地球規模の環境変動と
連動して数十年サイクルで増減するとされるが、過去15年ほどは資源が減少傾向であることが調査でも明らか
となっている。
 一方で、近年サンマの国際的な漁獲圧が急増し、資源にダメージを与えていることも背景にあるとされている。
2013年以降は中国が本格参入し、漁獲圧も増えた。また漁場の沖合化も漁獲減の一因とされている。以前は
日帰り操業での水揚げが通常であったが、ここ数年は片道3日程度かかる沖合からEEZを越えた公海まで漁場を
求め遠方化しており、1回あたりの操業効率が減少している。1930年代や80年代にもサンマの漁場は沖合に遠ざ
かっていたとされるが、当時はサンマの南下ルートである親潮が沖合に発達し、マイワシなどサンマと競合する種が
増えており、現在の状況とは酷似している。マイワシの分布域が拡大し、サンマが北東方面へ追いやられている
ことが調査でも確認されており、親潮の潮流変化や競合種との関係が、サンマの分布や回遊ルートが沖合化する
一因ともみられている。今後も漁獲量の推移やサンマを取り巻く環境要因から、かつての豊漁期のような水揚げ量
の状態に戻るのは難しいと言われている。

スケソウダラ

2021年よりアラスカ湾については、年2シーズン制に変更となり、卵生産については、効率の良い操業が可能に
なると推察されます。
ロシアについては、1日よりオホーツク海での操業始まっておりますが、現状昨対17%減ほどで推移。
製品市況については、中国からの製品搬入がタイトなため、一部国内にてショート感が出てきております。
旧正月明けの操業次第のところもありますが、今後しばらく不足感があると思います。

ズワイガニ

(米国産)
昨年末アラスカ産ズワイガニの大手水産会社 TRIDENT社が新物オピリオ種ボイルセクション5-8ozの価格を
USD9.25$/lb(C&F、20年度USD8.25$/lb)と提示を行い、それを日米の数社が受けて成約をした様子です。
同社は、日本向けに成約することで相場の形成を狙ったと考えられますが、現在のズワイガニの米国の消費が
旺盛である為日本向けの生産量が課題と推察します。
今までは外食やカジノでの扱いが主流でしたが、パンデミックの影響によりそれらでの消費が無くなりました。
一方、それを量販店が低価格で提案し需要が高まっています。対日に供給を担う2工場でコロナが蔓延して
生産が一時停止、日本人の技術者も立ち合えないことから対日向けの供給面に不安があります。

(ロシア産)
漁獲枠の多くを所有する企業が、需要増のアメリカに向けて大半をボイル冷に生産し供給すると推察されること
から、対日向けは数量減による高値を推察します。併せて、コロナを心配する中国政府がロシアとの国境を封鎖
したことから活ズワイガニの供給が限定的であるため、今後のズワイガニの相場に注視が必要と推察します。

(カナダ産)
今年は流氷が少ないこととコロナ禍で出稼ぎ労働者不足が推察されます。クジラ問題も心配されることから、
早期のオープンで長期間の生産を検討中の様子です。今後の展開に注視が必要です。

(ノルウェー産)
昨年の漁獲枠4500トンを満枠で消化し、今期は2000トン増で1月から操業が行われており、今後に期待します。

タラバガニ

昨年10月に行われたアラスカ産は順調に生産が進み、11月、満枠を消化しクローズされました。大半は米国国内
向けに供給され、対日向けは約230MTでした。近年、米国でのロシア産の取扱いが注視されましたが2020年11月度で
昨対6.8%減、2018年から3年間の累計では約41%下落しています。また、日本でも2020年度のロシア産の取扱量は
昨対10%減となっている
一方で、中国でのロシア産の取扱量は増加傾向で、相場を牽引している状況です。

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