水産マンスリーレポート

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2020年11月号

商品情報

金木犀の香りに秋を感じ、朝晩の冷え込みに少しずつ冬を感じ始めました。
寒くなってきますと鍋料理が恋しくなります。鱈、牡蠣やあんこうなどの鍋料理はいかがでしょうか。
商品情報2020年11月号をお届けします。

ノルウェーサバ

巻き網漁がほぼ終了致しました。 今期の巻き網漁も4-600g中心の大型の組成となるため、大型製品の動向
が注目されます。国内製品は順調に消化されており、新物を用いた製品の搬入は例年通り1月以降となる見
込みです。

国産サバ

八戸三沢沖で水揚げがございました。サイズは3-400g中心。脂も薄く、海水温もまだ高いため本シーズン開始
までもう少し時間がかかりそうです。

アジ

(西沖)
サイズは40~100本/15㎏で、中心は60本/15㎏。脂は薄く、鮮度はまちまちの魚が多いです。僅かに冷凍原料
になりましたが、大半は鮮魚流通となっています。

(東海)
漁獲ありません。

(対馬)
漁獲ありません。

サンマ

2020年10月23日付、水産研究・教育機構において、調査期間9月26日~10月13日にかけ、公海および日本EEZ
内でサンマの分布量についての追加調査結果を公表しました。151°~154°Eの水域にサンマの分布が確認
されたものの、その魚群の密度は低いと推測されました。これには今期6~7月に175°E以東に分布していた
魚群も含まれていると考えられますが、魚群量が少ないことから、既報のとおり今期の来遊量は2019年を下回
るものとされます。

2020年9~10月サンマ調査結果図

水産庁公開の表:2020年9~10月に実施された表層トロール漁獲試験によるサンマ調査の結果図。円の大きさは漁
獲個体数、×は漁獲のなかった調査点を示す。

そういった状況下において、水産庁は10月15日に東京都内で開いた2021年漁期のサンマTAC設定に関する
意見交換会で、前年同量の26万4千トンとする案を示しました。ただし、NPFCの会合が来年2月に延期された
ため、各国・地域への新たな漁獲枠配分などが決定されれば、それを考慮しTAC改定する旨を伝えました。
昨期2019年10月末時点での国内におけるサンマ水揚げ累計は2万トン余り。今期は10月度内あと1週間の日
程を残してはいる状態で、いまだ1万トンにも達していない状況下ですが、TACについて6年間も継続して変更
なしとの提案となります。

極端な不漁を経年的に更新されていくなかで、公海におけるサンマ資源水準は低位・減少傾向にあるとされて
います。NPFCが提唱する管理目標、MSYを維持または回復する管理措置を講じるべきと考えます。

銀ザケ

11月より各社搬入が始まり、現地との価格が委託販売に設定されており、価格上昇傾向にあります。大型サイ
ズの6/9lbsの搬入が少なく、引き合いがかなり強い状況です。
4/6サイズは大きい荷動き感はありませんが、今後の生産量を考えるとこちらも相場高騰が予想されます。
トリムCの生産量が増えるとの事でアトランT/Cとの価格比較されるため荷動きは悪いです。

紅ザケ

紅鮭は漁獲不漁から単価は昨年より1割ほど高く、サイズも小型中心となりそうです。

トラウト

相変わらず生産が少なく、各社荷割り分のみで数量は少ない状況です。価格も若干上げ相場で推移しており、
年末需要へ向けた確保の動きがあり引き合いが強くなっております。

アトランティックサーモン

相変わらず価格が低迷しており、チリ産トリム製品の国内在庫は潤沢です。年末需要で多少の荷動きはあり
ますが、相場は横ばいから若干弱含みです。

スケソウダラ

Bシーズンがそろそろ終了となりますが、ベーリング海陸凍、工船での枠達成が微妙となってきております。
一方、オホーツク海については1,500万トンの資源量と算出されましたが、若年魚が少ないため、22年以降の
TAC減少の可能性もあります。
製品市況については価格横ばいにて推移中です。比較的需要の増える冬季を迎えますが、しばらくは横ばい
にて推する移と予想します。

抱卵ニシン/数の子

加工業者と販売業者との商談はほぼ完了した模様です。今年は早い段階から供給減少と価格の上昇が伝わ
っていたため、大半の販売業者は加工業者の提案を受け入れる形で商談が進んだ模様であり、現時点では
さほど大きな混乱は見受けられません。
今後本格的な販売時期に入り末端消費動向がどのように進むのか注視されています。

ズワイガニ

20/21アラスカ産ズワイガニ漁の漁獲枠の発表がありました。昨対32%増(19/20の漁獲枠34,019 lbs.)の45,000 lbs
(20,412トン→Sec13,267.80トン)となり、3期連続の増枠となります。

ロシア産の残枠分が引き続き9月に搬入されました。入札では、年末に向けた韓国や米国の消費増の傾向から
高値で入札され、@23.50~25.00/Kg(FOB 釜山)で取引されました。
日本国内在庫については新たな搬入も無い為、フリー在庫は高値で取引されており、荷動きは活発な様子です。
米国内の消費は引き続き旺盛で、外食への規制で需要が減る一方内食が増える傾向から、需要増で相場を
引き上げています。

今後、相場は現状の高値で推移すると予測します。

タラバガニ

20/21のアラスカ産の漁獲枠の発表があり、昨対30.2%減の2,648lbs(1,201トン→Sec780.7トン)となり、6期
連続の減枠となりました。解禁は10月15日、クローズは1月15日で従来通りです。
9月から漁が始まったロシア西カムチャッカ沖漁、漁模様は好調で大型組成の様子です。中国向けの活タラバ
ガニ需要増で相場は高値で推移しています。年末に向けて、各社堅調な販売が行われると予測します。

ウナギ

国産の活鰻相場は、豊漁であったため各地の出荷業者の相場はやや下がっております。冷凍蒲焼の製造も
各社進んでいますが、大型サイズは若干少な目です。12月からのシラス漁次第でさらに下がる見込みです。
中国産は国内消費が増えていることと、ロシア向けなどの需要が増えてきているため相場は強含んでおります。
特に太物は少なくて価格高い為、来季の夏需要の売れ行きサイズがどのあたりになるか注意していかなければ
なりません。

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