水産マンスリーレポート

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2020年10月号

商品情報

暑さも和らぎ、秋を感じられるようになりました。ゆっくりと晩酌を楽しむよい季節です。
しかし、国内外の新型コロナウイルスはまだ予断を許さない状況です。皆様、お体をご自愛ください。
商品情報2020年10月号をお届けします。

ノルウェーサバ

9/28現在も、ノルウェーサバの具体的な情報は不明でありますが、数隻の船が航海中であり、そろそろ
2020年シーズンスタートかと思われます。
今のところ原料、製品ともに不足感は無く順調な荷動きとなっており、このペースを維持したままシーズン
入りすると考えられます。

国産サバ

シーズン終了しております。

サンマ

8月から本格的にスタートしたサンマ棒受け網漁の全国漁獲量集計は、8月末までの1ヶ月間で約166トンの
ごく僅かにとどまり、過去最低となったことが2020年9月7日、漁業情報サービスセンターより発表されました。
記録史上過去最低であった昨年8月の約911トンを大幅に下回る、昨対18%の漁獲量でした。サンマの漁期
は通常で12月末頃まで続きますが、極めて厳しいスタートとなっています。この厳しい水揚げが続いている
今シーズンのサンマ漁について、漁業情報サービスセンターが9月18日付にて発表、今期2回目のサンマ
中短期漁況予報によりますと、11月上旬までは道東から三陸沖へのサンマ来遊量は少なく、漁獲量も極め
て少ない予想との見解を示しました。道東沖ではサンマの来遊に適さない高水温の状況が続いており、日
本近海には漁場が未だ形成されておらず、厳しい漁模様になる見込みとしています。
この状況を受け、国内の昨年生産物冷凍サンマ在庫は一掃し、代替えとなる台湾産船凍品も合わせてか
なりの高値相場で引き合いが強まっています。9月25日時点で台湾船凍サンマの1回目中積み船が高雄に
帰港との知らせも有りましたが、同じく日本以外の中国などからの引き合いも相当に強く、この水揚げ不振
状況が続く事で、日本国内のサンマ在庫は今後も非常にタイトな状況継続の様相を呈しております。

銀ザケ

10月から現地委託にて価格が設定されていき、価格上昇にて相場転じていくと思われます。
定塩Fの販売は量販店向けには好調。その他弁当カットなどの案件なども多く、4/6、6/9サイズの引き合い
は相変わらず堅調です。
新物の本格搬入がスタートする12月までは品薄感があり、国内の相場が1割ほど高くなる傾向ですが、年明
けに国内在庫が豊富となる見込みのため長期での在庫には不安が伴う状況です。

紅ザケ

アメリカ、ロシア共に不漁で、小型中心のサイズ予想です。漁獲量は昨年対比で約30%減、単価は定塩紅鮭
フィレで1割ほど高くなっております。

トラウト

今後の生産が少なく、各商社への荷割り分のみになると思われます。現地生産パッカーが限られている状況
ですので、年末への需要期に向けて高値にて推移していくと予想されます。

アトランティックサーモン

チリ産は大幅に相場が落ち込んでおります。国内在庫も多く、特にトリムEは在庫が滞留しているため、今後
の動向に注意が必要です。

スケソウダラ

スケソウダラ漁では満枠達成が微妙なところです。特にベーリング海は多少漁模様好転したものの不漁が続い
ており、船凍品は満枠達成見込み、陸凍結品は満枠までの漁獲が微妙な状況です。アラスカ湾については今の
ところ好調です。
また新型コロナウィルスの対策費としてコストアップしているものの、価格については横ばいの状況で推移して
おります。国内製品相場は横ばいで推移中です。

抱卵ニシン/数の子

加工業者と主要販売先との化粧箱製品等の商談はほぼ完了し、既報通り今年は量目変更によりパック単価
を極力抑える方針を取ったところが多いようです。コロナ禍の影響による巣ごもり需要を見込んで販売先は
昨対比100%前後の販売量を想定している模様です。
今年は原料の供給量が激減した影響で加工業者も生産余力がなく、仕入先を固定している販売業者はある
程度の数量確保が完了した模様ですが、都度買いしている業者は製品の確保に支障をきたす可能性も指摘
されています。
また漁期がほぼ終了したカナダイーストの数の子については、記録的な低水準になった2019年生産800tを
下回る公算大との情報です。低価格帯の味付数の子や珍味製品に影響が出ることが懸念されています。

ズワイガニ

アメリカマーケットの需要増に支えられて、USD8.60~9.20$(FOB)の高値で推移し、扱い量も増加傾向から、
カナダ産に次ぐ供給元のロシア産がアメリカ国内のシェアを14%→20%に増加した模様です。例年、9月はアラ
スカ産オピリオ種の次シーズン資源調査の発表が行われていましたが、今年は、コロナウイルスの影響で調査
が中止したため、昨年のアラスカの調査結果が資源良好で増枠予想もあったことから、今年10月初旬に発表
される漁獲枠に注意が必要です。

(ロシア産)
シーズン序盤の安価から一転、アメリカマーケットの需要増の引き合いから終盤では高値で取引されており、
現相場はUSD23.0~24.0$(ExBusan)と高値で推移し、日本向けの供給が50%まで減少しています。
盆明け以後から徐々に年末向けの引き合いが出ており、10月以降は業務ルートを中心に荷動きが出てくると
思われます。

(ノルウェー産)
7月15日でクローズしましたが、10月15日に再開の見込みです。残枠は僅かですが、オリンピック方式で一斉に
再開の見込みです。今シーズンは大型サイズが全体の3割ある事から、引き続き、アメリカの引き合いが強いと
予測されることから、価格の更なる値上げでの取引もありうると思われます。

タラバガニ

先月に引き続き、ボイル冷の品薄な状況は変わらず。5,000円/Kg前後の相場で取引されると推察します。
一方、生冷は外食需要減から荷動きはスローになると推察します。
ロシア産は、9月1日から漁獲が始まりました。既に、年末向けの引き合いがあり、今のところ、相場が大きく
修正される可能性は低い状況となっています。
また、10月初旬はアラスカ産の漁獲枠の発表の時期となりますが、ズワイガニ同様資源調査が無かったこと
から、発表される漁獲枠に注意が必要です。

ウナギ

量販店では中国産の大型サイズの販売が好調で、9月に入っても各量販店で販売しているのが見られます。
中国現地の養鰻単価は相変わらず高値で推移していますが、10月頃から来季の加工の交渉等も入ってくる
ので相場は若干落ち着いてくると思われます。
国産ウナギに関しては活鰻相場が9月までに下落。各加工屋も活鰻相場の状況を見ながら9月より蒲焼加工が
始まっています。来季の蒲焼相場は今のところ下がりそうであるが、12月からのシラス漁次第ではどうなるか
わからない状況です。

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