水産マンスリーレポート

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2020年7月号

商品情報

全世界では新型コロナウイルスの感染者数が1000万人を越え、死者数も50万人を突破し
収束の見込みが見えない状況です。
国内に目を移しても、緊急事態宣言・移動制限の解除がされてから、東京を中心として
感染者の数が増えつつあります。経済を回しながら感染対策をする難しいかじ取りをしなくてはなりませんが、
一丸となってこの難局を乗り越えましょう。商品情報2020年7月号をお届けします。

ノルウェーサバ

原料は順調に消化されており、変わらずフリーの出物は限定的となっております。ノルウェー現地も在
庫は限定的との情報です。
第三国加工の製品は全体的に不足感なく推移していますが、相変わらず量販店向けは順調、外食関係も
少しずつ回復してきており、相場は横這いから強含みにて推移しています。

国産サバ

現在、三陸にてトロール漁法のサバの水揚げのみとなっております。サイズも100-200gと小型中心です。
巻き網、定置網漁法のサバの出物は国内と輸出向けで消費し、限定的となっております。国産サバのシ
ーズンもほとんど終了と考えます。

アジ

養殖マグロ用のヨコワの漁獲に半数近くの巻網船団が回っている状況です。サイズは160~200本/15㎏
と小型に偏っています。脂感は先月と比べて少し落ちている状況です。
冷凍原料(干物)への流通が中心となっていますが、少し停滞気味であった鮮魚流通も直近では上向い
てきている状況です。

銀ザケ

6月に入り、銀鮭の消化スピードの停滞を受け、相場は若干弱めです。特に6/9ポンドサイズに関して
は7月から搬入が多く、荷余り感が予想されます。4/6ポンドサイズに関しては今後の搬入はそこまで
多くない為、新物までは価格横ばいから若干の上げ基調です。稚魚の投入数量も昨年より減り、投入時
期も遅い為、来季の本格的な搬入は年明けになる予想です。

紅ザケ

大手を筆頭に各社が操業している模様ですが、アラスカのカッパーリバーでは相変わらずクローズ状態
となっており、ロシアにおいても操業が始まるが、漁獲は少なく、初回の価格は高値にて日本側にオフ
ァーされました。国内相場は冷え込んでおり、今後の動向に注視する必要があります。

トラウト

引き続き数量は少ないですが、国内の引き合いは弱く、相場は横ばい推移となっております。
一部安価な商材も出てきておりますが、末端の消費が伸び悩む現状となっております。

スケソウダラ

DAPスケソウAシーズンは5月16日の週に操業を終え、スケコ、スリミで約10%減で終漁となりまし
た。
加工地の中国としては、ロシアからの原料買付は増加したもののアメリカからの原料買付は減少。製品
輸出としては28%の大幅減少となりました。
6月10日よりBシーズンが解禁。コロナの影響が懸念されていましたが、万全を期しての操業がスター
トされました。

抱卵ニシン/数の子

カナダBC
今シーズンは既報通り約4,000stが現地腹出し、約5,000stが抱卵ニシンとして輸出されました。腹出し
卵は成約されたとの情報が入っておりNO.1 MIX 大サイズで$13.20・中サイズ$12.35・小サイズ
$11.80(2019年価格はそれぞれ 大$8.27-8.90・中$7.80-8.65・小$.7.27-8.65 すべてカナダドル ポ
ンドあたりFOB価格)の模様です。昨年より為替が5%程度円高ではありますがコストは30-40%程度
のアップにつく計算になります。
一方抱卵での輸出分は生産者側が太平洋域全般の供給減と昨年より高卵率であることから高価格を唱え
ており、腹出し卵を上回るコストになるのでは?と懸念されています。

ブリストル
既報通り約2,400stの漁獲で終了。約800-900stが中国向けに積まれ、残りの約1,600-1,700stが日本向
けとなった模様です。漁獲量が昨年の約10%で終了したため供給不足が懸念されていますが一方300g
以下の小型サイズの混入が多いのでは?との懸念も指摘されており、6月に行われる日本での検品と価
格交渉に注目が集まっています。

コディアック
約3,800stの原料が日本及び中国で加工が進んでいます。一部生産者は価格成約されたとの情報も入って
います。今後シトカの代わるポジションになるかどうか注目が集まっています。

ロシア
5月上旬より漁がスタートしましたが、当初から流氷の影響を受け生産量が伸びず、また漁獲された魚
に産卵後の魚が混じるなど品質面にも問題があり、日本向け生産量は昨年の約1/3程度の
1,500mt-2,000mtで終了しました。北米地域の減産分をロシアで補おうとする加工業者にとっては工場
操業と製品供給に大きな問題を抱えることになりました。

今期各エリアとも大幅な減産に見舞われ数の子ベースでの供給は昨年の1/3程度の2,000-2,500t前後と
推測されます。
昨年の繰越し原料があるためこの数字がこのまま年末の供給数字なるわけではありませんが市場への供
給はかなり絞り込まれ、また価格も昨年より上げていかざるを得ない状況ですが、コロナウイルスの影
響で消費動向が全般に落ち込む中値上げした数の子が果たしてどれほど売れるのか非常に不透明な状況
であり、加工業者も原料集荷と製品価格の上昇に不安を抱えています。

ズワイガニ

米国市場では、ここにきて高値での取引の模様です。

カナダでは、新型コロナウイルス禍の中、漁が例年より遅れてスタートし、開始早々の悪天や、一部の
海区でクジラの来遊による一時中断、工場の成約など、懸念材料が多く下げ基調の展開となる見通しで
したが、米国内需要が巻き返しを図る予想外の結果となりました。その背景には米国内の業務需要(外食)
が激減した一方で、内食と中食需要が大きく伸び、量販店やネット販売などの小売業態での扱いが増加
したことが挙げられます。
一方、日本勢のボイルセクションの買い付けは各社慎重な様子ですが、生脚パーツの成約がネット通販
用として積極的に成約されている模様です。
ガルフ
漁獲枠:12海区、19海区31,340.65mt(昨年32,469mt 昨対96.5%)
出漁:12海区―4月24日/ 12C,15,16,16A海区―5月1日
現在約2.3万mtを漁獲し、枠の消化率は約84%となりましたが、クジラの来遊と工員の就労率から、6
月末にて枠を残した状態でのクローズとなります。
ニューファンドランド
漁獲枠:29,551mt(昨年:26,894mt 昨対約10%増)(2GHJ、3K、3LNO、3Ps、4R3Pn海区)
出漁:オフショア(沖合)5月8日/インショア(近海)5月11日
現在約2万mt超を漁獲し、枠の消化率は約74%となりました。

ロシアでは、中国、韓国から活ズワイガニの要望から高値で取引されている模様です。昨年と比べ大型
中心のアソート(2L、3L主体 昨年:L、2L主体)、価格も軟調のスタートとなり、米国向けへの成約が
先行しました。その後米国需要の戻りとともに引き合いが強くなり、昨年レベルの相場に戻りつつあり
ます。今年は新規参入業者が増加しましたが、製品化のノウハウがないことからボイル冷の取り扱い増、
一方、生冷製品は限定的と思われます。ここにきて、日本勢も徐々に買い付け意欲が出てきた模様です。
ノルウェーでは、大型が中心で順調に漁獲がされている模様です。禁漁期間は7月10日~9月14日、9
月15日より解禁となります。米国市場の高値で強気な価格提示が見込まれます。

ウナギ

6月後半に入り、荷動きが見えてきた状況です。相場も底値を打ち、反発してきております。国産は6
月中に販売に繋がらなかった商材が一部投げ売り価格にて安価な商材が出てくる可能性あり。活鰻相場
が下落しているので製品単価の変動に注視が必要です。

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