水産マンスリーレポート

  • 採用情報 Challenging Innovator 革新者たちの挑戦

2020年6月号

商品情報

令和2年5月25日、政府は全都道府県に対し、緊急事態宣言を解除しました。
これに伴い、弊社の勤務体制を6月1日より通常の勤務体制に戻します。
専門家会議では秋から冬にかけて第二波が高い確率で発生するであろうと警告しております。
我々も気を引き締めながら、徐々に経済活動を正常化していきたいと思います。
商品情報2020年6月号をお届けします。

ノルウェーサバ

原料は順調に消化されており、変わらずフリーの出物は限定的となっております。
第三国加工の製品は全体的に不足感なく推移していますが、新型コロナウイルスの影響で量販店での荷
動きが好調となったため、相場は横這いから強含みにて推移しています。

国産サバ

現在、主な水揚げ地は銚子、宮崎となっております。
サイズは300-500gを中心に水揚げされておりますが、シーズン後半であるため限定的な水揚げとなって
おります。特に不足感はなく価格もシーズン終了まで横ばいで推移していくと考えられます。

アジ

対馬
一部の船はヨコワを獲りに行っていますが、小網・大型巻網共にアジの漁獲が多くなっています。昨年
は対馬での漁獲が少なかったのですが、今年は増えている状況です。サイズは対馬で160~180本/15㎏
中心。脂は少々乗っていますが、餌喰いの魚が多くなっています。鮮魚流通が少し減っており、冷凍(干
物原料等)に回る量が多くなっています。

東海
東海で200~220本/15㎏。脂は薄い魚が多いです。漁獲は昨年同期より少し多くなっています。

サンマ

例年は7月より段階的に解禁されるサンマ流網・棒受け網漁に、2019年度からは先立って5月より公海
上でも操業可能となっていたサンマ漁でありますが、三陸船籍の大型棒受け網船は今のところ出漁を見
合わせの状態となっております。公海上にて漁獲したサンマを、洋上販売する先のロシア側との価格交
渉が不調に終わりそうな状況が続いており、開始予定期間に出漁準備が間に合わない事や、販売価格が
双方にて合意しない状況下では、遠い漁場にて操業をする採算が見込めないことと、2018年度までは国
としての補助金制度が有ったが、昨年度より制度が廃止になり、漁業者だけに負担が掛かる状況下では
続行不能との判断からとされます。
昨年は従来のサンマシーズンからはかなり早い、6月に国内でのサンマ初水揚げが行われましたが、本
漁期前の北上群漁獲であったことで未熟でサイズが小さく脂も乗っていないサンマで、尚且つ遠い漁場
からの運搬であった為鮮度も芳しくはなかったため、継続的に国内での水揚げともならず結果的にはロ
シアへの洋上販売が大半となりました。
この状況にあたりサンマ棒受け網船主は、例年通り旬の盛漁期に期待を寄せ、8月出漁の時機を待つ形
とはなりますが、昨年度は統計が残るサンマ漁の歴史上では最悪となる不漁でわずか4万トン程度の水
揚げで終わったことの不安は拭えず、今期のサンマ資源調査結果にも期待と不安を交錯しつつ待つ事と
なりそうです。

銀ザケ

チリ産銀鮭は5月に入ってからも各社値上げ。原料価格が4月時点より@50円/㎏前後値上がり。チリ
現地はスモルト(稚魚)の投入量が昨年の70%程度との事で、仮に5月からの投入量を増やしたとしても、
2020-21年は2月以降の日本への搬入となり、全体的に搬入時期が遅れる予想です。定塩銀鮭の販売が
順調な為、4/6サイズの原料事情が今後厳しくなると予想されます。それに影響され、他サイズも値上
がりの予想です。

紅ザケ

アラスカでの操業において、カッパーリバーはスタートすると決定されました。アメリカ国内での消化
が見込め無い為、本邦搬入は昨年より約1割減と予想します。相場もロシアの操業次第ではありますが、
横ばいとの予想です。

トラウト

チリ産トラウトは全体的に国内在庫が少なくなっております。若干の搬入はあったものの、相場は依然
として強含みです。トリムEに関しては今後生産が増えてくる為供給可能ではありますが、同じく価格
相場は強含みとなる予想です。

スケソウダラ

日本国内の市況については相場横ばいで推移中です。需給バランスもとれており、今後も横ばい見込み
です。
中国工場は南米、EU向けが不振のため、輸出は激減。一方でアメリカから釜山向けフィーレ輸出がかな
り増えているものの、一時保管(?) の予想です。

抱卵ニシン/数の子

カナダ/アラスカ地区の今シーズン漁獲に関する続報が入ってきています。

カナダBC
今シーズンは約9,000stの漁獲の内3,500-4,000stが現地にて腹出し、残り約5,000stが抱卵ニシンで輸
出された模様です。現在価格交渉中の様子ですが北米産抱卵ニシンが供給減の影響で生産者側は高値提
示との情報です。

ブリストル
今シーズンは公式の情報が開示されませんでしたが5/3より漁がスタートし、5/20前後に終了した模様
です。既報通り1社のみの操業で最終生産数量は2,400-2,500stとの情報です。ここ数年の問題として
300g以下の小型魚の混入率があげられていますが、今年も小型魚の混入率が高いとの情報です。身欠き
ニシン用の原料として使えるかどうか不安視されています。

コディアック
ブリストルに先駆けて4月に操業され、約3,800stの生産量があった模様です。例年であればあまり注
目されるエリアではありませんが今シーズンはアラスカで最大の漁獲となりました。

ロシア
5月上旬より操業開始しましたとの情報ですが漁場のコンディションが良くなく生産数量は伸びていな
いとの情報が入っています。

ズワイガニ

カナダではコロナウイルスの影響により繰り返し出漁の延期が続いておりましたが、4月下旬から5月
中旬にかけ、各地域で漁が開始されました。開始直後は悪天続きで漁模様が芳しくなかったようですが、
現在はまとまった漁獲がある様子です。一方で一部の海区では鯨の来遊が確認され、漁が中断されてい
る状況です。ブラインバルク品がアメリカ向けに僅かに成約となったほか、今後の日本国内向けへの価
格動向に注目が集まります。

ガルフ
漁獲枠:12海区、19海区31,340.65mt(昨年32,469mt 昨対96.5%)
出漁:12海区―4月24日/ 12C,15,16,16A海区―5月1日
鯨の来遊が確認されたため、現在暫定的に漁が中断されております。

ニューファンドランド
漁獲枠:29,551mt(昨年:26,894mt 昨対約10%増)(2GHJ、3K、3LNO、3Ps、4R3Pn海区)
出漁:オフショア(沖合)5月8日/インショア(近海)5月11日
既に3,000mt以上の漁獲実績が報告されており、まとまった漁がある様子です。

ロシアでは3月、4月よりバレンツ海9,840mt、極東31,221mtの漁獲枠を引っ提げ、現在に至るまで順
調に漁獲が進められている様子です。アメリカ向けとしての成約が先行しており、日本向けは釜山オー
クションでの大きな動きが出るまで様子見状態となっております。

ノルウェーではバレンツ海での漁は順調、毎年6月~7月を皮切りとした禁漁期間(今シーズンの詳細時
期は未発表)までに漁獲枠4,500mtを早期消化へ向け操業に拍車がかかります。

ウナギ

5月に入っても中国産は相変わらず相場は下げ傾向。フリーにて持っていた在庫を一部手放す為、安価
な商品が一部出回っている。量販店との商談が進まない為、思った以上の荷動きがない為と思われる。
国産に関しては活鰻状況にもよりますが、6月頃から投げ品も出てくるのではと予想。

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