水産マンスリーレポート

  • 採用情報 Challenging Innovator 革新者たちの挑戦

2020年5月号

商品情報

新型コロナウイルス緊急事態宣言が発令され、約3週間が過ぎました。
新規感染者数の増加は若干鈍っては来ましたが、まだまだ予断の許さない状況が続いております。
我々食品業界だけでなく、日本経済自体が厳しい状況ですが、一致団結してこの苦境を乗り切って行きましょう。
商品情報2020年5月号をお届けします。

ノルウェーサバ

原料は順調に消化されており、フリーの出物は限定的となっております。第三国加工の製品は全体的に
不足感がないものの、旧正月明け以降の中国加工品の搬入が限定的であったため相場は横這いから強含
みにて推移しています。

国産サバ

現在、主な水揚げ地は銚子 / 宮崎 / 鹿児島となっております。サイズは3-500gを中心に水揚げされて
おり、シーズンも終盤に差し掛かってきております。荷動きとしては海外輸出向けに順調に動いており、
特に不足感はなく価格もシーズン終了まで横ばいで推移していくと考えられます。

アジ

東海
ブリが減り、アジが獲れ始めています。サイズは60~90本/15kg、140~220本/15kgとかなりばらつき
があります。直近では時化が多く、浜相場が高騰、鮮魚と生切り(刺身用)での流通となっており、干
物原料などの凍結はほとんどない状況です。

小網(近海)・西沖
時化の影響で漁が行われていません。GW後の操業になる見通しです。

銀ザケ

チリ産銀鮭は4月に入り先物の不安から各社の値上げが加速しました。原料価格が3月時点より@50~
100円/㎏値上がり。それに伴いトリム製品も50円/㎏程値上げ。定塩Fも5月より値上げの予想です。
量販店での塩サケ切身の販売が好調な事から、需要は引き続き強いと予想されます。

紅ザケ

今期のアラスカでの漁獲が行われないという情報が入り、現在庫の買付が進み、相場上げの状況となっ
ております。新型コロナウイルスの影響が長引くとロシアでの漁獲ストップの可能性があり、今後欠品
の可能性が出てくると思われます。

トラウト

チリ産トラウトは国内在庫が少なくなっております。トリムCの生産が減っており5月搬入の見通しが
立っておりません。トリムEに関しては、生産が今後増えてくるので供給は可能ではあるものの、相場
は強含みとなっておりおます。

スケソウダラ

DAP Aシーズン終漁となり、68万トンで終了しました。(2019年比微増)
6月10日に解禁となるBシーズンでは、コロナウイルスの影響がどう出るかが焦点となっております。
国内市況については、コロナウイルスの影響もあり、実需ベースのみでの消化が中心ですが、給食等で
の使用数量も減少傾向にあります。国内相場については横ばいにて推移中です。

抱卵ニシン/数の子

カナダ/アラスカ地区の今シーズン漁獲に関する続報が入ってきています。

カナダBC
当初は漁獲されたニシンの大半が現地での数の子加工される予定でしたが、コロナウイルス感染拡大を
受けて抱卵ニシンでの輸出に切り替えている業者が出てきているとの情報です。とりあえず仮価格で船
積みして後程最終価格決定という方法を取っている模様です。カナダ側は数量減を理由に価格交渉強気
の構えですが日本側は供給減による原料確保したい一方コロナウイルスによる需要減退も懸念しており
価格交渉は長引く可能性もあります。

シトカ
既報通り今年は生産しませんでした。

ブリストル
既報通り今シーズンは1社(加工船生産)のみの操業予定で準備が進んでいます。ここ数年4月中のオ
ープンでしたが今年はブリストル湾の氷が厚くオープンは5月になる可能性大との情報です。

ロシア
ブリストルの大幅な減産予想受けてロシア産原料への注目はさらに高まっている状況です。コロナウイ
ルスが操業にどの程度影響与えるか注視されています。

ズワイガニ

漁獲枠とコロナウイルスの影響により延期が続いている出漁時期が注目されるカナダについて、現段階
での公式発表は下記の通りとなっております。

ガルフ
漁獲枠:12海区、19海区31,340.65mt(昨年32,469mt 昨対96.5%)
出漁時期::12海区―4月24日まで延期 / 12C,15,16,16A海区―5月1日まで延期

ニューファンドランド
漁獲枠:29,551mt(昨年:26,894mt 昨対約10%増)(2GHJ、3K、3LNO、3Ps、4R3Pn海区)
出漁時期:5月11日

ロシアでは極東、バレンツ海共に、2021年度のTAC案の勧告がありました。
(バレンツ海):13,250mt(2020年:9,840mt 35%増)
(極東):合計31,185mt(2020年:31,221mt ほぼ横ばい)
〈極東内訳〉
(オホーツク海)
北オホーツク海:20,400mt(2020年:21,000mt 3%減)
西カムチャツカ:200mt(2020年:200mt 増減なし)
東樺太:2,272mt(2020年:1,600mt 42%増)
(東カムチャツカ)
カラギン:431mt(2020年:539mt 20%減)
ペトロハバロフスキー・コマンドル:1mt(2020年:1mt 増減なし)
(日本海)
西樺太:500mt(2020年:500mt 増減なし)
沿海地方:5,710mt(2020年:5,710mt 増減なし)
(西ベーリング海):1,668mt(2020年:1,668mt 増減なし)
(オホーツク海中央部):3mt(2020年:3mt 増減なし)

今年の10月後半から11月前半にかけて公式発表により決定がなされる見込みですが、草案通りの決定
となれば、バレンツ海13,250mt+極東31,185mtで来期のロシア全体の供給量は今期に比べ多くなるこ
とになります。
今期については間もなく買付シーズンが始まりますが、5月中頃に釜山へ荷揚げの予定。入札の皮切り
となる見込みです。一方で生産指導が必要な生冷は生産が少なくなる予想です。

ウナギ

中国産の冷凍鰻蒲焼が3月から4月にかけて相場を大幅に下げたが、底を打ったとの情報。少し相場を
戻しつつあります。昨年よりは1割ほど安く推移。国産冷凍蒲焼は昨年の原料からの製品であるため、
高値での横這いとなっておりおます。しかしながら、新型コロナウイルスの影響にて販売が思ったほど
進んでおらず、6月頃からの新仔出荷が始まるタイミングでの相場の変動が注視されます。

このページの先頭へ戻る

Copyright© 2010 Suiken Incorporated All rights reserved.