水産マンスリーレポート

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2020年2月号

商品情報

大寒も過ぎ、暦の上では徐々に春へと向かっていく季節ですが、
2月に入り、冷え込みが一段と厳しくなってきました。
インフルエンザ・新型肺炎へも注意し、お体をご自愛下さい。
商品情報2020年2月号をお届けします。

ノルウェーサバ

冬季トロール操業も少しずつ終わりが見えてきました。巻き網に比べ小型サイズに落ち着き、3-500g中
心のアソートになりました。しかし3-500gの不足感からか4-600gサイズよりも3-500gが高値という
状況は変わらず。しばらくは3-500gは強含み、4-600gは横ばいで推移する予想です。
製品状況は各加工地の旧正月絡みからか未だ特に大きな動きはなく、現状不足感無く順調な荷動きです。

スケソウダラ

DAPはベーリング海、アラスカ湾ともにAシーズンがスタートしました。
ロシアはオホーツク海については順調に漁獲中です。(オホーツク海 TAC1,064,000t)
国内市況については原料相場強含んでいるものの、製品市況は横ばいにて推移しています。

抱卵ニシン/数の子

2019年末の販売状況は決して芳しい状況とは言えませんでしたが、加工業者が過剰な
生産を行わなかったこと、翌2000年の各地域の漁獲枠が発表され状況如何では減産の
方向に向く可能性が出たため年末に過度な安売りをしなかったことなどから特に大きな
山場もなく淡々と終了した模様です。
化粧箱入りの贈答用製品の販売数量の減少は続いており、代わって味付数の子や個人消費
用の簡便な少量パックの販売数量が伸びており、今後もこの傾向は強まるものと予想されます。
一方今年の原料事情は不透明感が漂っており、特にシトカ、ブリストルは近年では最大の
漁獲枠が設定されましたが、実漁獲がどれほどになるか現段階では判然とせず、今年の総
供給量が増加するか減少するのか日本側は計りかねている状況です。

ズワイガニ

1月半ばにベーリング海オピリオ種の価格が成約された模様。引き続き米国市場の需要が高いこともあ
り、日本国内のボイルセクション価格相場の下支えとなっております。続くカナダの新漁においては、
序盤、対米向けが優先される予想。また、昨年末でロシア産L、2Lの需要が喚起されたことも日本国
内の価格相場が底堅く推移している要因のひとつとなっている模様です。ノルウェーでは漁獲枠
4500mt(ラウンド/昨対+500mt)と発表され、1月1日から数隻が出漁。大型サイズの漁獲が期待されま
す。ロシア春漁では、新たに参画する船主を迎えスタートする初年度であり、生産量、組成、価格、品
質に関心が集まります。

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