水産マンスリーレポート

2016年3月号 (3/3)

商品情報

海 老

ブラックタイガー:BT、バナメイ:VAN

BT(殻付無頭)は、4月より本格的な水揚げスタートであり、現状端境期の為、前月同様で高値横這い推移となっています。その為、日本サイドは価格の折り合いが付かず、買付けが消極的な状況ですが、急激な為替が変動したこともあり、今後取り扱いに注意が必要となります。
バナメイも、BT同様現地水揚げが少なく、海水養殖物または集約養殖の高値のもののみが残っており、相場は横這いで推移すると予想されます。

天然:フラワー、ホワイト

甘エビは、北欧(カナダ・イングランド・他)系は漁獲量減少を受け、原料高騰となっています。
ロシア南蛮は、前月と大きな変化は無く、横這い状況が続いており、取り扱いが難しくなっています。
インドネシアの天然(イリアン・オースト・フラワーなど)は、大きな状況変化は無く、イリアンはトロール船の禁止を受け、漁が出来ず皆無な状況であり、それを受け、オーストに買いが集中し、横這い~強含みな状況となっています。
アルゼンチン赤海老は、他国からの引き合いが強く、引き続き強含みな状況が続くと思われます。

《 国 内 相 場 状 況 》

殻付無頭・有頭原料

BTは、各社前年の買付け失敗を受け、搬入量を抑えていた事により、前年比2/3程度の国内搬入量となっています。
現地状況により国内への搬入が減少し、慢性的に各サイズ品薄であり、末端ユーザーも31/40→26/30→21/25サイズへとシフト対応している状況です。13/15サイズは比較的潤沢です。また、価格は横這い~強含みな状況と思われます。現物確保が困難な状況ですので、取り扱いにはご注意下さい。
バナメイは、通常BTと比較して小型サイズ中心に生産されていましたが、昨年秋以降、インドで大型(13/15サイズなど)も多く生産されるようになり、BTとの値差によりシフトしている顧客も増えているようです。

むきえび等 製品

バナメイムキエビは、寿司エビ・エビフライ等加工品は、相場横這いで推移しているものの、荷動きが芳しく無く、決算月に因り安価な玉が出回る事も考えられます。

か に

ズワイガニ

アメリカ産(オピリオ)

1月から始まったズワイガニ漁(今年40%の漁獲枠減/セクション換算:12,000mt)は、順調に枠が消化されており、3月初旬には終了が見込まれます。
組成は、6:4の比率で+8oz~が多い組成です。価格は、5-8oz USD5.90$/lb C&F ASIA、+8ozUP USD6.10$/lb C&F ASIA(生冷はUSD0.10$ UP)で、取引が始まっています。高値、円安が影響し、日本向けの引合いは低調です。

ロシア産(船凍品)

今後の搬入見込みが不透明な為、新たなOfferが少ない状況が続いています。
生産者側は、韓国向け活ズワイガニの扱い量を増やす傾向です。
今後の活ズワイガニの動向次第では、相場に大きく影響が出ると思われます。

バレンツ海産

年明け早々、漁が開始しされました。
不安定な身入りではあるものの、選別をしながら生産が続いています。出来上がる製品の大方の組成は、250g以下が5割です。今年は、流氷の影響が少ない事もあり、北上を続ける加工船もあり、生産は順調のようです。取引される価格は、アラスカの新漁価格が影響し現地価格にも影響出てきています。しかしながら、品質面や、資金的な問題から操業を中止している加工船も散見されています。今後の動向に注意が必要です。

タラバガニ

対日向け西カムチャッカ沖タラバガニは、年明け後の搬入量が激減しており、今シーズン必要とするバイヤーが仕方なく高値で買付けた様子で、国内のフリー在庫は無く、今後、高値推移が予想されます。

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