水産マンスリーレポート

2016年2月号 (2/3)

商品情報

ほたて貝

ホタテ貝柱

(オホーツク)2016年度の水揚げ計画は2015年度実績に対し12%減を想定しています。
輸出及び国内消費は実需に徹した動きになると思われます。
新物まで約半年あり、相場は暫く高値維持・強含みに推移すると思われます。

ボイルホタテ

新物生産は例年より1ヶ月遅れて生産開始になる見込みです。
フリー玉は少ないものと想定され、相場は強含みと思われます。
噴火湾の浜値は年始開始以降も下がらず、堅持して推移しています。

開きキス

タイでは、引き続き大型サイズが少ない状況が続いています。
ベトナム現地漁獲アソートは、
トロール 15~25尾 60%、30~40尾 30%、50~60尾 10%
刺網   15~40尾 55%、50~60尾 45%


これから春先の天だね需要期を迎えます。
産地・ブランドによってアソートが違う為、商談の際は注意が必要です。

抱卵ニシン・数の子

<原料状況>
カナダBC漁獲枠が発表され、総枠約23,400 ショートトンと昨年の漁獲量約16,000ショートトンを大幅に上回る数量が設定されました。
シトカも既報通り大幅増枠に設定されており、このままでいけば大幅な供給増となります。
今後は漁獲枠通りに漁獲が進むか、また市場が期待するサイズが獲れるかどうかが焦点になります。
大西洋系オランダ抱卵ニシンは海水温が高い為か、例年より魚体小型化し、更に卵率が例年より低いとの情報です。したがい、例年の供給を下回る可能性が大です。

<製品状況>
既報通り年末は贈答用が苦戦しました。
カナダ/シトカ系は供給減からくる値上げに市場が拒否した状況でした。
ブリストル系も販売芳しくなく、市場の贈答用離れが深刻になっています。
加工地にはブリストル系の繰り越し原料が例年より多いとの情報もあり、原料の過剰感解消の必要性に迫られています。

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