水産マンスリーレポート

2015年2月号 (3/3)

商品情報

海 老

ブラックタイガー:BT

BTはインド(集約養殖)でベトナムからの引合いが強くなっている状況です。且つ、欧米向けにオファーが強く、現地相場高値推移となっています。この状況は継続すると予想されます。

バナメイ:VAN

バナメイもブラックタイガーと同様、欧米の買い付けが旺盛である為、現地強含みな状況となっています。

天然:フラワー、ホワイト

甘海老は各産地漁獲不振であり、またボイル製品としてヨーロッパ向けに引合いが強く、日本の買い負けとなっています。この状況は今後も続くと考えられ、取り扱いに注意が必要です。
アルゼンチン赤エビは、スペイン・中国向けの引合いが強く、現地強含みな状況となっています。円安からも今後搬入する現物は強含みとなる予想です。
ロシア産商材であるボタン海老・ナンバン海老は、ロシア通貨であるルーブルの暴落により現地価格下げとなっています。

《 国 内 相 場 状 況 》

殻付無頭・有頭原料

BTは12月に大手を中心に大幅な値下げで案内した玉が、まだ、ユーザーで消化しきれておらず、年明けになり、問屋筋などからの帰り注文が激減し、荷動きが極端に悪い状況となっています。
また、相変わらず大型(13/15サイズ以上)サイズの品薄感は拭えていません。
アルゼンチン赤エビは新物の搬入あるものの、高値横這いとなっています。
ロシア産ボタン海老・ナンバン海老は、ルーブルの暴落により、今後さらに取り扱いし易い商材となる予想であり、今後に注意が必要です。

むきえび等 製品

年明けの荷動きの悪さから、各メーカー値上げしきれず、相場は横這いの状況となっています。
今後、為替の変動・荷動きにより価格改定が想定されます。特に大型サイズを使用する加工品は、原料不足により値上げが必至な状況です。

か に

ズワイガニ

アメリカ(アラスカ)

今年の成約価格はボイル冷L=5/8oz US$5.00、2L=8-10oz US$5.35(FOBセクション)にてほぼ大勢が固まりました。日本側の期待に反し、昨年に続き高値でのSTARTとなりました。一部アラスカ指定の生冷の買い付けが先行しましたが、昨年よりも1割価格が下がったものの、為替が円安である為、昨年よりも価格が高騰し、円価コスト@1,400~1,450円/Kgまで到達する見込みで、それ以外はカナダ産にシフトすると思われます。
今後本格化する最盛期の漁模様とともに、製品価格がこのまま大勢を固めてしまうのか注目されると思われます。

ロシア(オホーツク海)

船凍品(オピリオ種)・・昨年の相場高で国内在庫は消費が鈍く一部越年し残っている状況です。また、昨年12月10日に施行された密漁密輸出防止協定発効の影響及び円安の影響で、先安観が失われ、相場は堅調に推移すると思われます。
今後、正規枠となった事から、ロシア側は活での流通に力を入れ、日本の近隣諸国への取組が更に増加すると思われます。

バレンツ海

まだまだ未知な海域ですが、今も複数の蟹工船が操業しており、流氷が影響し北上できない状況下で小型サイズ(150~250g/肩)中心の漁が行われています。大半がアメリカ向けボイル冷に生産され、ノルウェー、ロシア両国に分散され搬入されています。今後、春から夏に掛けて漁が活発化すると思われ、注意が必要な海域です。

タラバガニ

ロシア産ボイル冷の生産で大半を占め、アメリカ向けに成約された為、対日向けや生冷の搬入が減り、国内相場が急騰する事となりました。アラスカ産は好調に消費され、国内在庫は一掃された模様です。今後、大きな搬入の見込みは無く、需要も見込まれない為、相場は現状維持が見込まれます。

鮮魚

養殖カンパチ

約5か月間続いた相場下落は漸く落ち着きを取り戻し、現行の築地卸値は¥1,150~1,000/㎏程度となっています。愛媛・香川・徳島勢が海水温の影響で年内を目途に在庫全てを出荷し終わっており、現状は高知・鹿児島・宮崎などの在地のみで適正量になったことから相場下落が落ち着いた格好となっています。現在在庫がある産地でも在地量は多くはなく、今後相場を上げていきたいところですが、需要は今のところ回復しておらず、今後も現行相場の維持か若干の強含みで推移するものと考えられます。

養殖ハマチ

養殖ハマチの現行の築地市場卸値は先月より¥50/㎏程度安い¥900~850/㎏となっています。サイズは4.0~5.0㎏中心と、昨年並みです。年末までは全国的に在池量が少なかったことから相場高値安定で推移してきましたが、末端の動きが鈍く、最大需要期の正月商戦でも期待された程の荷動きにならず、この時期としては適正な在庫水準となっています。また、年明け後、境港・銚子の巻き網や日本海定置網で高品質の天然ブリ類の水揚げが続いており、今後も続く様であれば養殖ハマチは更に弱含む可能性も考えられます。

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