水産マンスリーレポート

2015年2月号 (2/3)

商品情報

その他凍魚・加工凍魚

開きキス

ベトナム現地では、漁模様回復してきています。
日によって変わりますが、比較的潤沢に工場へ搬入してきているようです。

乾期に入り、大型主体だった現地漁獲アソートも、更に小型サイズ中心になっています。
(先月アソート)15~25尾10%、30尾20%、40~60尾70%
(今月アソート)15~25尾 5%、30~40尾15%、50~60尾80%
極端な小型サイズ原料の為、60尾サイズあたりは、現地内販及びすり身などの製品へ使用されており、日本向け開き製品の出荷数量は先月と変わらない状況になっています。

これから大型サイズ主体の需要期に突入していきますが、現地水揚げが極端に小型になっている為、国内在庫の引き合いが強くなっていくと思われます。
現在庫と今後の入荷サイズ在庫に注意が必要です。

数の子

製品販売状況

贈答用はブリストル物中心に残した模様で、また、ペール物は産地に限らず大苦戦の模様です。
特に、12月後半にはそれまで辛うじて保たれていた産地と加工地による値差が崩れて、安い方へ引きずられる現象が起きました。
唯一好調だったのは味付け関係で、大西洋系から太平洋系へ切り替えたところはそこそこ順調に販売した模様です。
量販店向け販売ルート持っているところは堅調で、市場売り中心のところは苦戦の構図でした。

2015年度原料状況

サンフランシスコが1月よりオープンしますが、漁師側の希望価格を生産者(パッカー)側が受けきらず、最大手が生産中止の線が濃厚となっています。昨年の2,000st台から数百stレベルにまで下がるとの観測があります。
今のところ市場には影響が見受けられていません。
ブリストルは生産者各社減産の噂が立ち始めています。

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