水産マンスリーレポート

2013年12月号 (3/3)

商品情報

か に

ズワイガニ

ロシア産(オピリオ種)

来季のオピリオ種の漁獲枠の発表がありました。
前年対比104.2%の増 20,422トン(2013年19,602トン 2年続けて増枠)です。
マガダン沖12,000トン(前年同)、沿海州沖5,420トン(前年対比2.7%減)。
船凍品・・・9月から始まったオホーツク海マガダン沖の秋漁。操業する漁船数は僅かな為かOFFERは少なく、入札される大半がボイル冷です。韓国、アメリカの外国勢の買い意欲が旺盛で、相場は春漁よりも上昇し、日本サイトは買い負けの状況が続いており、高値を更新しています。
国内在庫は薄く、フリー在庫は払拭され、今後の相場は年末に向け強くなると思われます。

アメリカ産

年明け早々に始まるアメリカ産(アラスカ)ズワイガニの漁。前年対比18.63%減で15、000Mt(セクション)です。アメリカ国内重要が15、000Mtあると言われており、来期は価格の高騰が予想される為、今後の動向に注意が必要です。

ロシア産(バルダイ種)

発表があった来期のバルダイ種の漁獲枠は、3,025Mt(2013年度2,954トン)と微増です。今年、カムチャッカ・クリル沖の活での搬入が多く、大半が北海道陸上工場で小箱の冷凍に加工されました。それが安価で市場に出回った為、アメリカ産に影響が出ました。来期の搬入が気になるところです。

タラバガニ

アメリカ産

10月15日からOPENとなったアメリカ産(アラスカ州)。生産も後半となり順調に漁が進んでいます。組成の約7割が900gUPの規格で、事前に予測された組成よりも大きいようです。対日向け輸出量は、約1,300トンと昨年を上回っています。価格は昨年よりも下がったものの為替が影響し昨年とほぼ同じです。

ロシア産

来期の漁獲枠は、7,222トンの発表です。前年対比12.4%の減枠(13年度8,241トン:13年度11月22日追加OPEN3,600トン正規枠が出た為増枠)。今年、9月以降の秋漁で対日向けの搬入は、西カムチャッカ約500トン、アヤン地区約700トンの見込みです。今後、正規枠での西カムの搬入や大型サイズ中心の沿海州の搬入が期待されるところです。

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