水産マンスリーレポート

2013年11月号 (2/3)

商品情報

カットタコ

中国カットダコ

(岩ダコ)
冬季需要が高まって来る時期ですが、現地高値オファーが継続中です。
禁漁明けの秋口からの漁模様は芳しくなく、禁漁前のオファー価格より更に上げを唱えているパッカーが殆どの状況です。
一時的に下がった真ダコのオファーも上げ傾向にあり、冬季需要に向け厳しい状況が続くことが 予想されます。

(真ダコ)
一時的に下がった価格もアフリカの上げを受け、価格上がって来ています。
但し、岩ダコの価格上げを受け、値差も比較的小さい中、冬に向けては真ダコ需要高まることが 予想されます。

ベトナムカットダコ(岩ダコ)

メインシーズンはほぼ終了しており、各パッカーはイイダコの生産に切り替わっています(タコワサビ原料)。最終的にシーズン通して昨年並みの水揚げはあったものの、価格は昨年据え置きであり、為替分が値上がり(150~200円/kg)した格好となっています。
これを受け、対日向けのボイルカット生産は各パッカー共に減少しており、注文が欲しいパッカーは少し価格を下げてきています。
中国に期待していた中、冬季需要で契約するインポーターも増えてきており、岩ダコカット製品は、ベトナム産が中心になる可能性があります。

海 老

《ブラックタイガー、バナメイ、他 産地状況》

ブラックタイガー:BT

各産地とも前月同様高値推移が続いています。
この時期にアメリカが多くの買付けに入りますが、インドネシアでは原料が高過ぎる為、アメリカですら買付けに難色を示している状況です。
エトキシキン問題に未だ目処が経たず、依然厳しい状況が続いています。
(一説によると、年末年始で解決し、春先の新物からは緩和される見込みとのことです。)
殻付無頭16/20サイズで、先月は20ドル/kg前後であった価格帯が現在25ドル前後で推移し、今後更なる高騰が囁かれております。
この状況は産地問わず少なくとも年末までは続くと予想され、今後の動向に注意が必要です。

バナメイ:VAN

中国ではEMS(魚病)の影響により、生産量130万t(推定)の内、3割程減少したと予測され、この数値はタイ1ヶ国の年間取扱数量に相当し、東南アジアへの買い付けを加速しています。この状況は旧正月まで続くと思われます。
また、通常サプライヤーを通じて現地工場は原料を仕入れていますが、中国はその前段階の池毎に原料押さえに入っており、取扱数量を把握する事すら困難な状況となっています。
その為、各産地は高値推移継続中です。
その中でも、ベトナムでは他産地に比較してまだ池のサイズが小型な為、コントロールし易くなっており、病気の影響が他産地より低いとされています。
前月同様、品不足から原料確保が必至な状況となっており、各メーカーは原料確保に翻弄しています。
この状況は最低でも年末まで続くと予想され、最需要期の12月に向け品薄・欠品が続くと思われます。今後の動向に注意が必要です。

天然:フラワー、ホワイト

オーストラリアでは、天然タイガー種が昨年並みの漁獲量で推移しています。
9/12、13/15サイズ中心に10月下旬以降から国内へ順次搬入予定となっており、年末商材として期待されます。
その他天然エビに関しては、養殖原料の高騰を受け、相場が引き上げられている状況です。
また、インドではフラワー種が一部搬入している模様です。BTの代替えとしてシフトしている得意先も多く、相場は強含みとなっています。
アルゼンチン赤エビも、先月同様で春漁の漁獲不振より高騰を続けています。
今後の動向に注意が必要です。

《 国 内 相 場 状 況 》

殻付無頭原料

国内状況は先月より更に悪化し、BT殻付無頭は国内での原版確保が厳しい状況が続いています。
特に、大型サイズ中心(16/2サイズ以上)に品薄感が出てきており、取り扱いに注意が必要です。
バナメイも前月と大きく変化が無く、現物品薄・高値推移となっています。 価格帯も日替わりで変更する状態です。
この状況は最低でも年末までは続くと予想され、製品確保に必死な状況であり、また末端ユーザーは価格に付いて行くのが困難となり、メニューカットとなる事も考えられます。

むきえび等 製品

その他エビ製品も原版同様に状況悪化の一途を辿っています。 バナメイムキエビに関して、タイ産は更に価格高騰の為、買付けに苦戦を強いられており、その他産地も強含みの見込みです。
ピンクムキエビを代替えとして使用を模索しているユーザーも増加中です。
伸ばし海老・その他製品(エビフライ、寿司エビ、他)も現地状況を受け、今後更なる価格高騰・製品確保に必死な状況が続くと予想されます。
各製品、取り扱いに注意する必要が有ります。

数の子

製品関係

先月同様製品価格はスローな荷動きです。今年の製品主力のブリストル物が販売サイドの予想していた価格まで下りて来ないことが一因と思われます。水面下では必要量確保の動きが出始めている模様ですが、本格的な荷動きは11月になるものと思われます。

原料関係

2014年度漁獲枠一部エリアのガイドラインが発表されました(今後修正の可能性あり)。
≪カナダBC≫
刺網   9,890st
巻網  12,110st
計   22,000st

※昨対比約40%増です。但し、漁獲枠発給の全エリアで漁獲するか否か微妙な為、実質数量昨年並みの約16,000st~最大約18,000st程度と思われます。
ブリストル 総枠 約27,890st(内訳 巻網 70% 刺網 30%)

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