水産マンスリーレポート

2017年8月号

商品情報

毎度格別なお引き立てに賜り心より御礼申し上げます。
商品情報2017年8月号をお届けします。
来月以降も何卒ご愛顧頂けますようお願い申し上げます。

青 物

サバ

シーズン開始を控え、徐々にノルウェーさばの新物の話題が出始めております。
具体的な価格、アソート、時期に関しては今のところ不明ですが、各魚種値上がり傾向の中、さばのみが安定的、そして安価な魚種として期待出るため、各業態での取扱意欲は高くなってきております。また、今シーズンはノルウェー以外の産地の動向にも注目されます。
現状は原料、製品ともに不足感は無く順調な荷動きとなっており、このペースを維持したままシーズン入りすると考えられます。

アジ

九州アジ
●東海沖・西沖:120~160本/15kgサイズが獲れています。
海水温が高く、漁獲している最中に死んでしまう魚が多く、鮮度落ちが多く見られます。
120~130本/15kgは主に鮮魚流通していますが、140~160本/15kgは鮮度面の問題で荷動きが無い状況となっています。

●対馬沖:180~220本/15kgの小型サイズ中心の漁獲となっています。
魚群見えず、船が出ていない状況です。

輸入アジ

ヨーロッパアジ
ノルウェー産の国内在庫は消化が進み、フリー玉は殆どありません。
オランダ産は先月同様、価格面の兼合いで消化ペースが遅い状況です。

スケソウダラ

6月10日よりスタートしているDAP Bシーズンですが、好漁が続いており、工船製品等順調に製造中です。
ベ海、ア湾ともに資源量は豊富の見込みであり、暫くは高水準での漁獲が見込まれる一方、魚体サイズの小型化は課題となっております。
国内製品も顕著に推移しているものの、アソートのバランスよく販売できていないのが現状である。

カットタコ

中国カットダコ

(岩ダコ)
禁漁中につき原料は極度の品薄状態であり、現地からの製品オファーも非常に取り辛い状況となっております。
9/15迄の禁漁と言われており、漁獲再開後の漁獲量にも注目が集まるところですが、世界的な原料不足受け、大きな下げは予想し辛く、少なくとも年内は高値、品薄の状況が続くことが予想されます。
夏季需要で5g以上の大型サイズの引き合いが特に強く、ベトナム産も小型中心のアソートから特に品薄感が目立ちます。

ベトナムカットダコ(岩ダコ)

シーズン中ですが、目立った漁獲は無く、昨年並みか若干回復した程度の漁模様となっております。
中国禁漁、またシマダコ、真ダコ等他種のタコ原料各国で水揚げ少ない中で、ベトナムへの買付けも激化しており、現地も強気なスタンス崩さず、他国からの高値買付のプレッシャー、また仕事買いのような日本各社の動きからシーズン前と比較してさらに10-20%の価格アップのイメージです。
対して国内相場は付いていくのにやっとの状況で已然厳しく、今後の荷動きに暗雲が立ち込めている様相です。
シーズンは10月頃まで続くと思われますが、高値、水揚げ不振、小型原料中心と昨年同様不安材料の多いシーズンとなっております。

開きキス

タイ/ベトナム共に、各パッカー前浜原料を十分ではありませんが、手当できている状況です。
漁獲アソートは比較的大型~小型まで捕れていますが、現在は大型主体(20/25尾)です。
現地漁獲サイズとは反して、日本国内で製品の小型サイズ(30/40尾サイズ)の引き合いが強くなっています。
トロールの漁獲サイズアソート
15~25尾60% 30~40尾30% 50~60尾10%
※ベトナム現地の漁獲が比較的いいので、今後の搬入が多くなる見込みです。

夏場の拡販時期に向け、各サイズのアソート/価格に注意が必要です。

サンマ

日本政府は7月13日~15日に札幌市で開催された北太平洋漁業員会(NPFC)にて、乱獲による資源枯渇が懸念とされるサンマについて、国・地域ごとに漁獲量の上限を設けることを提案しました。
NPFCに参加する日本、中国、台湾、ロシアなど8ヶ国・地域全体で上限を56万トン程度とする漁獲枠を示しましたが、中国や韓国、ロシアが時期尚早だとして反対し、合意には至らず、来年の会合にて改めて協議する事となりました。

サンマ資源の現状についてですが、ここ数年中国・台湾の乱獲が原因でサンマ資源が激減しているという報道がよく聞かれます。しかし日本での漁獲量減少の要因は資源量減少だけではなく、日本近海への来遊量の減少が主な要因という見方が考えられております。
2017年シーズンのサンマ来遊量については、水産研究機関の調査結果が例年であれば7月下旬~8月当初に公開されます。今期も外国船の操業数に大きな変化はありませんので、これによる大きな影響は無いと考えられます。むしろ道東沖の水温が日本近海での漁場形成を左右することになり、7月時点で暖水隗が形成されていない今期は来遊量が回復し、この状況が秋以降も保たれる様であれば以前のようにサンマの豊漁が期待出来る可能性もあります。但し現在、公海にて操業の台湾船などの漁獲量は限定的で、またサイズも150g以上の大型魚組成が少ないとの情報です。


道東では7月11日に流し網漁によるサンマの初入荷があり、昨対で約8倍の水揚げにて今期の水揚げ量増加や価格安定に触れた報道が目につきましたが、それ以前の水揚げ水準までは到底及んでおらず、一般的な水揚げ予測とは言えない状況で、具体的には8月中旬以降の大・中型棒受け網漁船の漁獲結果に期待されます。

抱卵ニシン/数の子

カナダ/シトカ

カナダ/シトカとも国内持込みの抱卵ニシンはほぼ成約の模様です。
カナダは昨年より歩留がやや低く、特に巻網品は小型化が指摘されました。
一方、シトカは昨年問題になったサイズの小型化がやや回復しました。

ブリストル

一部成約始まっている模様も商社側提示価格と加工業者側の希望価格が若干乖離しており、成約までまだ時間がかかると思われます。価格は昨年よりやや低いレベルも、全体に歩留が昨年よりやや低いため商社提示価格にやや難色を示しています。

ロシア

7月に中国に原料到着し現在試験生産中です。日本業者が視察のため中国入りしており、価格指標は8月には出るものと思われます。

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