水産マンスリーレポート

2015年9月号 (1/3)

商品情報

‘夏が過ぎ 風あざみ 誰の憧れに彷徨う 青空に残された 私の心は夏模様 ♪♪’
心地よい秋風が吹き出しました。
道東では秋刀魚、秋鮭が揚がり、三陸では烏賊、鯖が、九州では鯵、鯖が揚がっています。
シルバーウィークに旬魚を食しては如何でしょうか。
9月号をお届けします。

青 物

ノルウェーサバ

9月の巻網漁より本格的なシーズン入りとなります。
今シーズンはロシア禁輸措置の継続、アフリカ勢の外貨不足などの要因により、ノルウェーを含めた北欧サバを取り巻く環境が昨年より大きく変化しており、非常に難しいシーズンになると考えられます。
日本及び第三国加工向け原料の到着は早くて11月上旬となりますが、日本・第三国ともに在庫潤沢であり、切迫感はない状況です。
製品は引き続き順調な荷動きとなっており、今後も相場横這いの見込みとなります。

国産アジ

九州地区
・対馬:対馬:お盆前までの水揚としては、大型サイズで130~140g/尾、小型サイズで85g/尾となっており、100gが主体となっています。
また、別の海域では、75gの小型サイズを中心に漁獲され、主に冷凍原料向けとなっています。
・西沖:対馬同様お盆前まで漁獲があり、150gUPは鮮魚向け、それ以下は冷凍原料向けとなっています。
この先も漁を行う見込みですが、ドック入り後、三陸方面に向かう船もある模様です。

輸入アジ

ヨーロッパアジ
・オランダ:これまでと変化は無く、依然として高値で推移しています。
・ノルウェー:オランダ同様高値で推移。各サイズのフリー玉も少なくなってきています。

韓国アジ
6月より漁がスタートし、漁自体はピークを過ぎています。原料は順次国内への搬入が進んでいます。
現在は100g前後中心で、大型サイズは少ない状況が続いています。

台湾アジ
先月同様、台風が続いており、水揚げはほぼありません。

秋刀魚

8月10日より、20トン未満棒受け網漁船から順次、中型・大型の棒受け網漁船も解禁されます。先だって8月4日に10トン未満棒受け網漁船が、ロシア海域での漁獲初水揚げが行われましたが、11隻で約70トンの水揚げ。サイズ150g~130gで9割も、160g以上の特大サンマはほとんど見られず、餌喰い・細身で虫食いも多い魚でした。
秋刀魚
また7月31日付にて、「国立研究開発法人 水産総合研究センター」より、今年度の北西太平洋サンマ長期漁海況予報が発表されました。今期の見通しは以下の通りです。
・日本近海への魚群の来遊が遅れ、8月の漁況は低調であるが、9月には上向く。
・漁期を通じた来遊量は、昨年を下回る。
・漁期前半は大型魚の割合が高いが、その後中小型魚の割合が増加する。
今後の漁模様に期待です。

鮮魚

養殖カンパチ

養殖カンパチの現行の築地卸値は、先月並みの¥1,200~1,150/㎏(産地〆)となっています。
旬を迎え2年魚の出荷が安定してきており、夏場の鮮魚枯れやシマアジの高騰などの要因により、引き合いも徐々に上昇基調にあります。
在池量は全国的に豊富である為、今後、相場は横這いの見通しですが、四国・九州の一部産地では赤潮被害が発生しており、今後の相場に影響が出る可能性も考えられます。

養殖ハマチ

養殖ハマチの現行の築地市場の卸値は、先月より¥50/㎏程度高い¥850~750/㎏(産地〆)となっています。
出荷の中心は2年魚が中心で、中心サイズは3~4㎏となっています。
今年は餌の高騰や、海水温の影響で生育具合が例年に比べ遅くなっています。
カンパチ同様に全国的な在池量は豊富である為、出荷が増える今後は相場も落ち着く見込みです。

その他凍魚・加工凍魚

開きキス

先月と同様、ベトナム/タイ共に、不漁が続いています。
タイでは漁業関係者によるストライキが若干緩和されている様ですが、各パッカーも原料の調達が十分に出来ていない状態が続いています。
前浜原料の水揚げが極端に減少しています。
ベトナムも徐々に入荷していますが、品薄感は継続中です。

大型サイズの不漁が続いていましたが、徐々に大型サイズのアソートが増えてきています。
トロールの漁獲サイズアソート
15~25尾50% 30~40尾40% 50~60尾10%

国内での品薄サイズにも変化が出てきており、小型サイズ引き合い強くなっています。
今後、夏場以降は国内での使用数量も減少していくと思いますが、
搬入量も減っていますので、注意が必要です。

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