水産マンスリーレポート

2011年7月号 (2/3)

商品情報

海 老

《ブラックタイガー、バナメイ産地状況》

ブラックタイガー:BT バナメイ:VAN

通常であれば水揚げ期になりますが、本年度はかなりの減産スタートとなりました。
特にベトナムの病気(白点病)が原因でBT不足感が強まり、各産地再び強含みの状態です。
このまま継続すれば、水揚げ纏まるのは秋口以降と予想され、暫く安値物入荷は期待できません。
同じくVANもベトナムの影響もあり、従来であれば相場下がるところですが、高値横這い~若干の下げ幅に留まり、今後の水揚げ量増加に期待するところです。
また、タイ産のモニタリング検査の強化、ベトナム産の命令検査項目の増加など、新たな輸入時の検査項目が増え産地での自主検査並びに契約数量に影響しています。

《 国 内 相 場 状 況 》

殻付無頭原料

産地品薄感ありますが、国内相場は落ち着いた状態でサイズにより弱含んでいます。(13/15サイズ)
需要期に入る7月半ばから荷動き活発化し、相場動向にも影響してくると予想されます。

むきえび等 製品

先月より引き続きむきえび・尾付のばし海老等、加工品の品薄・欠品情報が聞かれます。
原因として、加工品が多いベトナムで水揚げ量減少している点と前記したタイ・ベトナムの日本輸入時、新たな検査項目が増え産地自主検査確認の為、積み込み遅延・契約減少しているのが原因です。
各社、この状態が続くと夏需要には在庫数量減少予想され注意が必要です。

か に

ズワイガニ(オピリオ)

カナダ産NF

漁は後半となり、順調に漁獲枠(55,267Mt)を消化中です。今年は浜値が昨年の約2倍で漁師は満枠消化を目標に操業中です。後半になって工場に搬入される原料の多くで殻の表面にフジツボや藻の付着が目立ち、その為、原料のかにの身質に若干不安が感じられます。取引価格は、対米向けus$5.80/lbs以上で推移し高値で取引され、一方、対日向けはus$5.70/lbsで大勢が成約された模様です。当初は下がると思われた価格も、それらが維持されたまま終盤を迎えています。
今シーズンのカナダ産NF物は、昨年よりも高値である為、シーズンの取引に注意が必要です。

カナダ産GULF

順調に枠(8,584Mt)が消化され終盤となっています。対米向けが主力となった為、対日向けは約1,700トン(昨年1,500トン)となりました。今年、北海道陸冷の生産が思わしくない為、GULF産の国内引き合は強含み、特に、姿の扱いには注意が必要です。

ロシア産ズワイガニ

2月から漁が開始された日本海側(沿海州、間宮)は、例年通りフジツボの付着が目立つ為、生冷の取引は鈍いのですが、ボイル冷の取引は順調のようです。
また、4月後半から漁が開始されたオホーツク海マガダン沖は、5月後半から搬入が始まりました。漁場によって品質にバラツキがあるようです。今年操業する漁船は20数隻。その多くは契約船や紐付きの漁船が占めており、FREEで操業する船が少ない為、問合せがパッカー側に集中し、高値の姿勢です。そのアナウンスされる価格は近年に無い異常な高値となっている為、日本側は慎重な買付で取引はスローとなっています。
オホーツク海マガダン沖漁は、昨年の組成から規格外{汚れ(傷・藻付)と、欠損}の割合が多く、多くの漁船が無理をして操業しているように伺えます。

活ズワイガニ

オホーツク海で漁獲され、北海道に荷揚げされるロシア産ズワイガニ。公的機関が把握する運搬船は20数隻。5月連休以降ロシア政府の取締り強化により船数が激減しています。その為、例年、北海道 陸上工場で生産される冷凍セクションの生産に影響が出ており、生産が鈍い状況です。今後に注意が必要です。

タラバガニ

ロシア海域オホーツク海のタラバガニは、端境期で搬入が無い状況です。
ノルウェー産タラバガニ漁は、7月からOPENとなる見込みです。漁獲枠の発表は現在未確認。
一昨年から枠の設定(FREE ZONE)が改定され、実質、減枠(昨年950t)となりました。
昨年の浜値us$30/Kgと浜高で、昨年、取扱った日本の業者は限られます。コスト面と品質リスクで、対日向けは採算面で手を出す業者は少ないと考えます。
タラバガニの扱いには、引続き注意が必要です。

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